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NEC、画質/音質を向上したAV志向ノートパソコン“LaVie T”をフルモデルチェンジ――ハードウェアデコーダーを新搭載

2005年10月25日 12時22分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は25日、地上アナログ放送に対応するTVチューナー&MPEG-2ハードウェアエンコーダー、および高画質化エンジン“VISITAL(ビジタル)”を搭載したAV志向のノートパソコン“LaVie T”の新モデル『LT900/ED』を同日付けで発売すると発表した。出荷開始は11月24日。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は24万円前後。主なスペックは以下のとおり。

LaVie T LT900/ED

『LaVie T LT900/ED』
TVの視聴・再生環境の向上にこだわった『LaVie T LT900/ED』
CPU
Pentium M 740-1.73GHz
チップセット
インテル915GM Express
メモリー
512MB(256MB×2、デュアルチャネル、PC2-4200対応DDR2 SDRAM)/最大2GB
液晶ディスプレー
15.4インチワイド 高輝度・広色度域・広視野角TFT液晶ディスプレー(SoundVu対応)
表示解像度
1280×800ドット
グラフィックス
チップセット内蔵(インテル915GM Express)
HDD
約160GB(約80GB×2、UltraATA/100接続)
光ドライブ
スロットイン方式DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
拡張スロット
ExpressCard/54(同/34対応)×1、PCカード TypeII×1、トリプルメモリーカードスロット(SDメモリーカード/メモリースティック(PRO対応)/xDピクチャーカード)
通信
IEEE 802.11a/b/g対応無線LAN(Super AG/XR対応)、10/100BASE-TX対応Ethernet、V.90対応56kbpsファクスモデム
インターフェース
USB 2.0×4、IEEE 1394×1、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、ビデオ出力(S-Video)、オーディオ入出力(光デジタル出力含む)
バッテリー(駆動時間)
ニッケル水素バッテリー(約1.2時間)
付属品
ACアダプター、TVアンテナ変換ケーブル、リモコン、各種ケーブル
消費電力
標準:約40W/最大:約75W
本体サイズ
幅376×奥行き308×高さ65(最薄部51.2)mm
重量
約5.1kg
OS
Windows XP Home Edition SP2

新LaVie Tは、リアルタイムでのTV視聴に加えて、録画したTV番組の再生やDVD視聴などでの高画質化/高音質化を図ったのが特徴。従来ソフトウェア(CPU)で実現していたMPEG-2デコーダーとノンリニアスケーラーを専用ハードウェアで行なうことで、VISITALにより高画質で記録した高画質データを余さず高画質のまま視聴できるという。特に横スクロールする字幕などでは、カクつきが抑えられるなど見た目にも従来モデルでの視聴・再生とは一線を画す高画質が得られるという(超高精細モード時)。

音質についても、ノートパソコンでは高出力な3W+3Wのステレオ再生が可能な“SoundVu”機能(液晶ディスプレーの前面パネルを振動することで、映像と音声が一体化した広い音場空間を実現するという)に加えて、50ccの大容量ボックスを持つ大口径サブウーファーを内蔵。低音域を協調するMaxxBassに対応したパワフルな重低音を実現するほか、2.1チャンネルスピーカーで多方向の仮想音源を作り出すバーチャルサラウンド機能“AUTHENSURROUND(オーセンサラウンド)”を採用。音質にも徹底的にこだわった設計を施したとしている。

このほか、快適なAV環境を構築するために、画面の拡大/縮小表示を1タッチで切り替える“ZOOMボタン”、LEDを消灯して画面に集中しやすくする“LED dimmer(ディマー)ボタン”、あらかじめ設定した輝度に1タッチで変更する“Visualボタン”、といった1タッチボタンをキーボード奥に搭載する。

HDDは約80GBを2台内蔵し、超長時間モードで最大186時間の録画が可能。前面中央に配置した光ドライブはスロットイン方式を採用し、電源オフの状態でメディア(DVD-Videoや音楽CD)を挿入すると、自動的にインスタント機能(Windows XPを立ち上げずに視聴アプリを起動する)での再生が始まる。また、誤ってメディアを取り出す前に電源を切った場合でも、イジェクトボタンを押すとメディアを排出した後、自動的に電源が切られる。

本体は“メタリカルホワイトボディー”というカラーリングで、白い本体に映えるように、最近ノートパソコンで広く採用されている青色LEDではなく、あえて赤色LEDを採用。ディズプレー/本体側ともに側面に丸みを持たせたデザインを採用し、下部(底面側)が小さくすぼまった形にすることで、本体の大きさや厚みを軽減するなど、デザイン上の工夫が施されている。


なお、同社の直販サイト“NEC Direct”では、店頭モデルに相当する『LaVie G タイプT』が受注開始されている(出荷時期は11月下旬)。CPUをCeleron M 360J-1.40GHzに変更できるほか、HDDを最大約240GB(約120GB×2)まで増設でき、その場合最大約304時間の録画が可能になる。最小構成での価格は17万7870円で、HDDを約240GBに変更した場合の価格差は4万4100円。変更できるスペックは以下のとおり(太字は店頭モデルにはないオプション)。なお、11月21日までは発売記念キャンペーンとしてクーポン値引きなどの適用が行なえるとのこと。詳細は同社ウェブサイトを参照いただきたい。

LaVie G タイプTのB.T.O.オプション

OS
Windows XP Home Edition SP2/Windows XP Professional SP2
CPU
Celeron M 360J-1.40GHz/Pentium M 740-1.73GHz
メモリー
512MB(256MB×2)/512MB(512MB×1)/1GB(512MB×2)/1GB(1GB×1)/2GB(1GB×2)
HDD
約80GB/約100GB/約160GB(約80GB×2)/約200GB(約100GB×2)/約240GB(約120GB×2)
無線LAN
なし/トリプル対応無線LAN
FDD
なし/外付けFDD(USB接続)
通信(モデム)
なし/V.90対応56kbpsファクスモデム
マウス
なし/光学式USBマウス
オフィスアプリ
なし/Office Personal Edition 2003/Office Professional Edition 2003
延長保証
なし/3年間安心保証/2年間出張修理保証/3年間出張修理保証

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