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ヤマハ、フィルムの色再現を追求したホームシアター用DLPプロジェクター『DPX-1300』を発売

2005年10月14日 17時01分更新

文● 編集部

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ヤマハ(株)は14日、フィルムライクな色再現にこだわったというDLP方式の“ヤマハ デジタルシネマプロジェクター”『DPX-1300』を11月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。米国で9月に発表された製品で、米国での価格は1万2495ドル95セント(約144万円)。

『DPX-1300』
『DPX-1300』

『DPX-1300』は、映像処理回路に米Silicon Optix社の“HQV(Hollywood Quality Video)”技術を搭載した『Realta HQV』プロセッサーを採用することで自然な黒と正確な色再現を追求したプロジェクターのリファレンスモデル。HDTV解像度で3:2プルダウン検出処理やスケーリングが行なえるほか、ビデオコンテンツのゆっくりした動きで生じるジャギーの低減、ピクセル単位でのノイズリダクション、モスキートノイズやブロックノイズを軽減する機能、デジタル映像の輪郭部分やコンテンツに含まれる輪郭部のオーバーシュートを抑制する新機能“オーバーシュートサプレッサ”などを搭載するのが特徴。全方向に対するキーストン補正機能も搭載されている。また、信号処理はすべて10bit処理で行なわれるという。

解像度が1280×720画素の0.8インチDMD“720P DarkChip3”×1枚のDLP方式を採用し、カラーホイールにはRGB6セグメントにNDフィルター付きの暗いグリーンセグメントを追加した7セグメントタイプを採用することで暗部の階調表現力を向上させている。色再現性はHDモニター規格“B.T.709”の規定範囲すべてを再現可能という。光源ランプは270W SHP。輝度は800ルーメンで、コントラスト比は5000:1。投射レンズには、HDTV放送用カメラレンズ技術を基にした1.6倍ズームレンズ(異常分散(AD)ガラスを含む12群14枚構成)を搭載しており、距離3.0~4.8mで100インチ(16:9)のサイズの投影が可能。レンズシフト/ズーム/フォーカス/アイリスなどの光学系制御はすべて電動化されているという。

入出力端子は、コンポジットビデオ(RCA)、Sビデオ(S端子)、コンポーネント(D4、BNC、ミニD-Sub15ピン)、デジタルコンポーネント(HDMI)、デジタルRGB(DVI)、シリアル(RS-232C/D-Sub9ピン)、トリガー出力/リモート(DCジャック)を装備する。映像信号は480i/p、576i/p、720p、1035i、1080i、NTSC、PAL、SECAM、NTSC4.43、PAL-M、PAL-N、PAL60に対応。アナログRGB入力はVGA、SVGA、XGAに対応する。オーバースキャンで表示する“標準モード”のほか、映像をほぼ100%表示できる“フルモード”も用意されている。

電源はAC100~120V/220~240V。消費電力は395W(待機時0.1W)。本体サイズは幅495×奥行き465.4×高さ192.6mm、重量は14.0kg。静音設計がなされており、駆動音はランプパワー80%で28dB。リモコン、レンズキャップ、RCA-BNC変換アダプターなどが付属する。

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