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【CEATEC JAPAN 2005レポート Vol.20】PDPにもフルHD時代がやってくる!――各メーカーのフルHD対応TV&レコーダーをチェック プラズマTV&リアプロ編

2005年10月07日 22時53分更新

文● 編集部 小西利明

65インチワイドの大画面でフルHDに対応した初のプラズマTV、松下電器産業『TH-65PX500』。画面の大きさと鮮やかな画面で目を引いた
65インチワイドの大画面でフルHDに対応した初のプラズマTV、松下電器産業『TH-65PX500』。画面の大きさと鮮やかな画面で目を引いた

構造的に微細化による高解像度の実現が難しいと言われてきたプラズマディスプレーパネル(PDP)だが、今回の“CEATEC JAPAN 2005”ではプラズマTVを商品展開している各社から、フルHDに対応するプラズマTVの参考出展が相次いだ。液晶TVよりも色再現性や視野角等で優れる利点に高解像度表示が加わったことで、液晶TV陣営への反撃が始まった。それでは最新のフルHD対応プラズマTVと、リアプロジェクションTVについて紹介しよう。

65インチワイドに続いて50インチワイドでもフルHD対応プラズマTVを投入! 松下電器産業

プラズマTV“VIERA(ビエラ)”シリーズが好調な松下電器産業(株)は、8月に発表したフルHD対応の65インチワイドプラズマTV『TH-65PX500』を出展した。日本初のフルHD対応プラズマTVにして、65インチの大画面でありながら、予想実売価格が99万円前後と、シャープ(株)のフルHD対応65インチワイド液晶TV『LC-65GE』(168万円)より大幅に安い点などで話題を呼んだ。

50インチワイドサイズでフルHD解像度を実現したプラズマTV(参考出展)
50インチワイドサイズでフルHD解像度を実現したプラズマTV(参考出展)

一方で高精細化については、50インチワイドサイズでフルHD解像度を実現したPDPを搭載したプラズマTVを参考出展した。新開発の“フルHD PEAKS”技術により、セル同士を隔てるリブの幅を薄型化するなどによりパネル開口率を約25%向上したほか、セル内に充填された放電用ガスの変更により、放電効率も25%向上したという。液晶TVに比べればまだ大きいが、プラズマTVでも50インチワイドサイズでフルHD表示を実現してみせたのは重要であろう。商品化が待ち遠しい。

また、9月に発表した地上/BS/110度CSデジタル放送の録画に対応するHDD/DVDレコーダー“DIGA(ディーガ)”シリーズの新製品『DMR-EX200V』も出展された。同社は6月に、デジタル放送録画に対応した『DMR-EX300』などを発表しているが、DMR-EX200Vはデジタル放送対応HDDレコーダーとしては初めて、VHSテープレコーダー機能も搭載した製品である。DVD/HDDにVHSも加えた3in1タイプのレコーダーは、レコーダー初心者に人気の高い製品だが、DMR-EX200Vはそれに加えてSDメモリーカードへの録画も可能なため、同社では世界初の4メディア対応デジタル放送レコーダーであるとしている。デジタル×アナログの2番組同時録画も可能だ。ちなみにデジタル放送を直接VHSテープに録画することはできないので、いったんHDDなどに録画したうえで、VHSテープに画質を落としてダビングする必要がある。

デジタル放送録画に対応するDIGAシリーズ。一番上のDMR-EX200VがVHSにも対応した新製品
デジタル放送録画に対応するDIGAシリーズ。一番上のDMR-EX200VがVHSにも対応した新製品

パイオニアブースでも50インチワイドでフルHD対応のプラズマTVが出展

パイオニアが参考出展した50インチワイドサイズのフルHD対応プラズマTV。新鮮な刺身の鮮やかな表現が見事だった
パイオニアが参考出展した50インチワイドサイズのフルHD対応プラズマTV。新鮮な刺身の鮮やかな表現が見事だった

パイオニア(株)のブースにも、50インチワイドサイズでフルHD対応のプラズマTVが参考出展されていた。同じく参考出展のBD-ROMプレーヤーと組み合わせて、フルHD解像度の美しい映像デモを披露して、来場者の目を引いていた。同社の製品ラインナップには、プラズマTVでフルHD対応した製品がまだないため、こちらも製品化が待ち望まれる。

またパイオニアブースでは、CEATEC直前の9月28日に発表された、デジタル放送録画対応のHDD/DVDレコーダー『DVR-DT90』『DVR-DT70』を出展していた。デジタル×アナログの2番組同時録画が可能なほか、2層式DVD-RにVR(ビデオレコーディング)モードでの直接録画可能といった特徴も備えている。DT90はHDD 500GB、DT70は250GBを搭載する。

デジタル放送録画に対応する『DVR-DT90』。500GBの大容量HDDが魅力だ
デジタル放送録画に対応する『DVR-DT90』。500GBの大容量HDDが魅力だ

55インチワイドのフルHD対応PDPを出展 日立製作所

日立製作所が参考出展した55インチワイドサイズのプラズマTV試作機
日立製作所が参考出展した55インチワイドサイズのプラズマTV試作機

“Wooo(ウー)”ブランドで液晶TVとプラズマTVを展開する(株)日立製作所は、松下電器産業やパイオニアより若干大きい、55インチワイドサイズのフルHD対応プラズマTV試作機を参考出展していた。同社のWoooシリーズで最大のサイズは55インチワイドなので、このクラスの製品に搭載することを念頭に置いた開発と思われる。ちなみに最大輝度は1000cd/m2、コントラストは5000対1と、液晶TVを大きくしのいでいる。

デジタル放送録画対応レコーダーでは、8月末に発表されたWoooブランドのHDD/DVDレコーダー4製品を出展している。なかでも注目なのは、最上位機種の『DV-DH1000W』だ。地上/BS/110度CSデジタル放送に対応するTVチューナーを2基内蔵し、これらデジタル放送の2番組同時録画を実現。さらに500GB HDDを2台内蔵し、総HDD容量は1TB(1024GB)にものぼるなど、現時点では最高スペックを有する。DV-DH1000W以外の製品もダブルデジタルチューナーを搭載する。多チャンネル放送が魅力のデジタル放送では、アナログ放送時代よりも見たい番組が重なる可能性は高い。それを考慮すると、いち早くデジタル3波すべてで2番組同時録画を実現したのは、高く評価できるだろう。

ダブルデジタルチューナー&1TB HDDを搭載する『DV-DH1000W』の内部
ダブルデジタルチューナー&1TB HDDを搭載する『DV-DH1000W』の内部

ちなみにPDPについては、(株)次世代PDP開発センターもブースを出展。フルHD対応の50~65インチワイドPDPを展示していたほか、液晶TVとプラズマTVを並べて、画質や消費電力などを比較して、PDPの優位性をアピールしていた。

次世代PDP開発センター内では、液晶TV(左)とプラズマTV(右)を並べての比較展示を多数行なっている。写真はPDPが苦手と言われる消費電力比較

独自のD-ILAリアプロTV/フロントプロジェクターを出展 ビクター

70インチの大画面でフルHDに対応する、日本ビクターのリアプロTV『HD-70MH700』と、ウッドコーンスピーカーによるAVシステム
70インチの大画面でフルHDに対応する、日本ビクターのリアプロTV『HD-70MH700』と、ウッドコーンスピーカーによるAVシステム

最後にプラズマTVでも液晶TVでもない、リアプロジェクション(リアプロ)TV&フロントプロジェクターについても触れておきたい。日本ビクター(株)は独自技術の“D-ILA(Direct-drive Image Light Amplifier)デバイス”を使ったリアプロTVや、フロントプロジェクターを開発、製品化している。9月にはこのD-ILAデバイスを使った、フルHD解像度のリアプロTV“ビッグスクリーンEXE”を発表している。最大サイズの製品『HD-70MH700』はなんと70インチワイドサイズの大画面を誇る。会場ではビッグスクリーンEXEと同社のウッドコーンスピーカーセットなどを組み合わせたAVシステムが展示され、高精細大画面の迫力をアピールしていた。

また同社ブースではD-ILAデバイスを使ったフルHD対応高級フロントプロジェクター“D-ILAホームシアタープロジェクションシステム”を体験できる視聴室を設置。フルHD対応のプロジェクターと同社の高級AVシステムによる7.1chサラウンドオーディオによる、最高級のAV環境を体験可能としている。同プロジェクションシステムは最も安価な『DLA-HD11K』でもメーカー希望小売価格169万5750円という高級品で、おいそれと買えるものではないが、その画質と高級スピーカーセットによる音響を体験してみたい人は、ブースを見学することをお勧めする。

フルHDに対応する高級プロジェクター“D-ILAホームシアタープロジェクションシステム”のプロジェクションヘッド部
フルHDに対応する高級プロジェクター“D-ILAホームシアタープロジェクションシステム”のプロジェクションヘッド部

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