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ミラクル・リナックス、Asianux 2.0を同梱した『MIRACLE LINUX V4.0』の出荷を11月に開始――SMB市場向け1CPU限定モデル『MIRACLE LINUX One V4.0』も

2005年10月06日 21時46分更新

文● 編集部

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ミラクル・リナックス(株)は6日、カーネル2.6を採用した『Asianux 2.0』を同梱したLinuxサーバーOS『MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside』の出荷を11月7日に開始すると発表した。受注開始は11月1日。価格は6万3000円。中小規模(SMB:Small and Medium Business)システム向けに1CPUのサーバーでの利用に限定した『MIRACLE LINUX One V4.0 - Asianux Inside』も提供する。受注開始は11月1日で、出荷開始は12月12日。価格は3万7800円。

製品パッケージ
『MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside』

『MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside』は、OSDL(Open Source Development Labs, Inc.)によるLinuxの標準仕様の“CGL(Carrier Grade Linux) 2.0.2”と“LSB(Linux Standard Base) 3.0”に準拠しており、ミッションクリティカルな大規模システムでも利用できるのが特徴。デュアルコアを含む64bit/32bitプロセッサーに対応しているほか、セキュリティーも強化されており、SELinux、ACL、Exec-Shield、暗号化ファイルシステム、VPNなどをサポートする。カーネルダンプ/トレース機能も搭載。デスクトップ環境は、日本語商用フォントを統合した『ReFineD』を採用し、日本語入力方式は“SCIM(Smart Common Input Method)”を搭載する。オープンソースソフトとして、Apache 2.0.52、PHP 5.0.4、PostgreSQL 8.0.3、MySQL 4.1.10a、Samba 3.0.14aなどを搭載し、ウィザード形式のWindowsドメインコントローラー設定ツールも用意されている。対応CPUは、Xeon(64bit、32bit)、Opteron、Athlon。

プロダクトサポート付きの『MIRACLE LINUX V4.0 バリューパック』(18万9000円、12月12日出荷開始)、2006年3月31日までキャンペーン価格で販売する『MIRACLE LINUX V4.0 バリューパック キャンペーン版』(15万7500円)、3年ぶんのプロダクトサポート付きの『MIRACLE LINUX V4.0 3年 バリューパック』(47万2500円)、『MIRACLE LINUX V4.0 3年 バリューパック キャンペーン版』(42万円)、5年ぶんのプロダクトサポート付きの『MIRACLE LINUX V4.0 5年 バリューパック』(75万6000円)、『MIRACLE LINUX V4.0 5年 バリューパック キャンペーン版』(68万2500円)もラインアップする。

新たに投入される『MIRACLE LINUX One V4.0 - Asianux Inside』は、Windowsからのメール/ファイルサーバーの移行や中小規模システムを構築するためのパッケージ。対応CPUは『MIRACLE LINUX V4.0』と同じだが、ライセンスは、1CPU(デュアルコアの場合は1コア)、4GBまでのメモリーとなる。



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