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ゼンリンデータコム、携帯電話向け歩行者ナビゲーションサービス“ゼンリンいつもナビ”を発表――ボーダフォン『Vodafone 903T』が対応

2005年10月05日 20時37分更新

文● 編集部 小西利明

“ゼンリンいつもナビ”を『Vodafone 903T』で実行している様子。出発地から目的地までの歩行ルートが青線で表示されている
“ゼンリンいつもナビ”を『Vodafone 903T』で実行している様子。出発地から目的地までの歩行ルートが青線で表示されている

(株)ゼンリンデータコムは5日、報道関係者を集めた発表会を開催し、携帯電話向け歩行者ナビゲーションサービス“ゼンリンいつもナビ”の発表を行なった。同サービスはボーダフォン(株)が発売するGPS内蔵第3世代携帯電話機『Vodafone 903T』(以下903T)にプレインストールして提供される。

ゼンリンいつもナビがプレインストールされたGPS内蔵携帯電話機『Vodafone 903T』
ゼンリンいつもナビがプレインストールされたGPS内蔵携帯電話機『Vodafone 903T』

ゼンリンいつもナビは、同社の親会社である(株)ゼンリンと開発した“歩行者ナビゲーション用データ”を利用した地図ナビゲーションサービスである。ゼンリンが持つ詳細な全国地図情報に、“レベル1”に当たる自動車用ネットワークデータ(自動車道路地図)、レベル1を元に作られた、“レベル2”に当たる歩道や駅のデッキ、公園などの敷地内通路情報、そして独自に歩いて調査した、“レベル3”に当たる人が通行可能な通路(歩道、横断歩道、歩道橋、連絡通路、地下街、階段)などを組み合わせて、歩行者向けのナビゲーション用システムを作成。それを利用したGPS携帯電話向けサービスが、ゼンリンいつもナビである。



自動車道路を元にした地図情報。全国の市街図整備エリアなら、道幅1.5~3m程度の細い道まで網羅している レベル1を元に、歩行者しか通行できないデッキや通路の情報を加えた“レベル2” 既存の地図情報ではなく、現地を歩いて調査した歩行者用通路や階段、地下街、屋根の有無などの“レベル3”
自動車道路を元にした地図情報“レベル1”。全国の市街図整備エリアなら、道幅1.5~3m程度の細い道まで網羅しているレベル1を元に、歩行者しか通行できないデッキや通路の情報を加えた“レベル2”既存の地図情報ではなく、現地を歩いて調査した歩行者用通路や階段、地下街、屋根の有無などの“レベル3”
歩行者向けネットワークデータの概要。この3種による地図情報を使い、歩行者ナビゲーションを実現する
ゼンリンデータコム代表取締役社長の林秀美氏
ゼンリンデータコム代表取締役社長の林秀美氏

ゼンリンデータコム代表取締役社長の林秀美氏は歩行者ナビゲーションシステムについて、「地図情報の詳細さと使い勝手の良さを集大成したもの」と誇らしげに語った。また同社のビジネスの方向性について、位置情報をベースにした情報ポータルを目指すとし、ナビゲーション用エージェント技術“SATSUKI”の開発や、他のコンテンツメーカーとのコラボレーションを進めるとした。

前述の3種のデータを組み合わせた地図情報を元にしたナビゲーションシステムでは、出発地から目的地までの最短距離歩行ルート(距離優先)を検索するだけでなく、階段の上り下りが少ないルートを探す“楽さ優先”や、雨に濡れずに歩けるルートを優先する“屋根優先”といった特殊な検索も可能である。たとえば屋根優先で検索した場合、多少まわり道になって、地下街や屋根付きアーケード、建物内の通路などを優先して検索し、ルートとして提示するという具合になる。いずれも単なる地図情報だけでは不可能で、調査員が歩いて調べた情報を組み合わせることで初めて可能になる。多数の調査員を擁するゼンリンならではのシステムと言える。



歩行者ナビゲーションシステムのルート検索の例。距離だけでなく、雨に濡れない、階段を使わないなどの条件を付けた検索も可能で、ルートによってはまったく異なる道を示すこともある ドアtoドアナビのルート検索の例。先の3パターンでの検索を実際に行なえる
歩行者ナビゲーションシステムのルート検索の例。距離だけでなく、雨に濡れない、階段を使わないなどの条件を付けた検索も可能で、ルートによってはまったく異なる道を示すこともあるドアtoドアナビのルート検索の例。先の3パターンでの検索を実際に行なえる

実際に出発地と目的地を指定して検索する際には、ゼンリンいつもナビの“ドアtoドアナビ”を利用する。このモードでは電話機内蔵のGPSと組み合わせて、現在位置や任意の位置を出発地と到着地に設定し、その間を徒歩や鉄道、自動車で移動する際のルートを検索したり、検索ルートとGPS位置情報を使って移動しながらのナビゲーションを行なえる。検索で使う移動手段は徒歩だけでなく、鉄道やタクシー、さらに飛行機までも含めた検索が可能である。出発地の設定は、住所や駅名、施設名や電話番号で検索/設定できるほか、検索場所を中心に地図を表示して、任意の場所に移動し、そこを出発地に登録もできる。ルート検索の際には前述の優先検索を利用した、“おまかせ”(距離優先)“屋根の多い”“階段の少ない”といった3パターンの検索が可能である。最も詳細なレベル3までのデータが揃っているのは、現時点では東京23区と政令指定都市の主要部のみであるが、実際に新宿駅周辺の地図で試してみたところ、“おまかせ”なら最短の歩行ルートを、“屋根の多い”なら地下街を渡り歩いて濡れずに歩けるルートをきちんと示してきた。詳細情報がある地域なら、驚くほど正確で実用的なルート検索ができそうだ。

ドアtoドアナビの検索画面。出発/到着地の指定や出発/到着時刻の指定、公共交通機関の利用条件や高速道路利用なども指定できる “屋根の多い”指定で新宿近辺のルートを検索してみると、出発地近くの階段から、新宿駅西側の地下街に入るルートを示した
ドアtoドアナビの検索画面。出発/到着地の指定や出発/到着時刻の指定、公共交通機関の利用条件や高速道路利用なども指定できる“屋根の多い”指定で新宿近辺のルートを検索してみると、出発地近くの階段から、新宿駅西側の地下街に入るルートを示した

移動中のナビゲーションを分かりやすくする機能として、検索したルートを色分け表示したり(地上は青、地下は赤、敷地内は緑など)、階段や横断歩道、踏切やエスカレーターなどを地図上にアイコン表示して示す機能も備えている。また地下鉄の出口では、360度のパノラマ画像を表示して、どちらを向いているかを把握しやすくしたりする機能も備えている。自動車用ナビゲーションとして使う場合は、渋滞情報を受信して検索に利用したり地図上に渋滞ルートを表示する機能もある。

ナビゲーション中に表示されるアイコンの例。階段の有無などを地図上で示してくれる 地下鉄の出口に出たとき、どこを向いているのか迷うことはよくある。そうしたときに便利な“パノラマ画像”機能
ナビゲーション中に表示されるアイコンの例。階段の有無などを地図上で示してくれる地下鉄の出口に出たとき、どこを向いているのか迷うことはよくある。そうしたときに便利な“パノラマ画像”機能

現時点のこのサービスを利用できるのは、プレインストールされた903Tだけである。フル機能を利用する場合にはGPSが必要だが、ルート検索等はGPSがなくても行なえるので、903T以外の端末でも将来は利用可能になる可能性はある。またボーダフォン以外のキャリア、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモやKDDI(株)にもゼンリンは地図データサービスを提供しているので、将来は利用可能になるかもしれない。

料金は利用開始後15日間は無料で、継続する際には月額367円が必要である。

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