チップセットに“PT880 Ultra”を搭載するLGA775対応マザーボード「GA-8VT880P Combo」がGigabyteから発売された。同チップを搭載する製品としては、ASUSTeK「P5VD1-X」に続き2モデル目となる。
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“PT880 Ultra”を搭載するLGA 775対応マザーボード「GA-8VT880P Combo」。基板のリビジョンは2.0となっていた |
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特徴はやはりAGPとPCI Expressを同時に使用ができ、それにより4画面出力が可能な点 |
特徴はやはりAGPとPCI Expressを同時に使用ができ、それにより4画面出力が可能となるところ。チップセットの仕様と言ってしまえばそれまでだが、このあたりは先行して発売された「P5VD1-X」では“排他仕様”とされていただけに歓迎すべき点だろう。ただ「P5VD1-X」ではサポートされていたPentium Dが同製品ではなぜかサポートされていないという点もあるので注意が必要だ。
組み合わされるSouth bridgeは“VT8237R”。拡張スロットはAGP×1、PCI Express x16×1(x4動作)、PCI×3という構成。“Combo”の名にふさわしくメモリスロットはDDR DIMM(DDR 400/2GBまで)とDDR2 DIMM(DDR2 533/2GBまで)の両対応となっている。その他オンボードインターフェイスはギガビットイーサネット(Realtek/8110SB)やサウンド(Realtek/ALC850)、Serial ATA RAID(VT8237R)など。AGPからPCI Express x16へ、またDDRからDDR2へとゆっくとした移行を考えているユーザーにとっては“中継ぎ”的な存在のマザーボードとしておもしろいかもしれない。価格はアークで9800円、クレバリー1号店で9838円となっている。
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PCI Express x16×1はx4動作となる | | オンボードインターフェイスはギガビットイーサネット(Realtek/8110SB)やサウンド(Realtek/ALC850)、Serial ATA RAID(VT8237R)など |
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