NVIDIA、AMD64プラットフォーム向けチップセット“GeForce 6100 GPU”“nForce 400 MCP”を使用したマザーボードソリューションを発表

エヌビディア(株)(NVIDIA)は21日、米Advanced Micro Devices社の64bit CPUアーキテクチャー“AMD64”ベースのCPUに対応するチップセット“GeForce 6100 GPU(Graphics Processing Unit)”シリーズと“nForce 400 MCP(Media and Communications Processor)”シリーズを使ったマザーボードソリューションを発表した。GeForce 6ベースのグラフィックスコアを搭載する統合型チップセットで、NVIDIAの高品質ビデオアクセラレーション機能“Pure Video”もサポートする。

同社が発表したマザーボードソリューションは、GeForce 6世代のグラフィックスコアを内蔵するGeForce 6100、6150(ノースブリッジ)と、ネットワークインターフェースやHDDコントローラーを備えるメディアコントローラー、nForce 410、430で構成される。グラフィックスコア部分はグラフィックス統合型チップセットとして初めて、DirectX 9とShader Model 3.0に対応する。対応CPUはAthlon 64シリーズとSempron。それぞれのチップセットの構成と主な仕様は以下のとおり。

GeForce 6150 ＆ nForce 430

Windows XP Media Center Edition搭載パソコン向け

GPUコアクロック 475MHz/PureVideoサポート/PCI-Express x16×1、x1×2/SATA II×4、PATA×4/USB 2.0×8/RAID 0、1、5、0＋1/TVエンコーダーサポート/TMDS/DVIサポート/ネットワーク機能 10/100/1000BASE-T

GeForce 6100 ＆ nForce 430

スモールビジネスパソコン向け

GPUコアクロック 425MHz/PureVideo非サポート/PCI-Express x16×1、x1×1/SATA II×4、PATA×4/USB 2.0×8/RAID 0、1、5、0＋1/ネットワーク機能 10/100/1000BASE-T

GeForce 6100 ＆ nForce 410

ホームパソコン＆SOHOパソコン向け

GPUコアクロック 425MHz/PureVideo非サポート/PCI-Express x16×1、x1×1/SATA II×2、PATA×4/USB 2.0×8/RAID 0、1、5、0＋1/ネットワーク機能 10/100/1000BASE-T

注目なのはラインナップの最上位に位置する“GeForce 6150 ＆ nForce 430”の構成だ。GeForce 6ベースGPUコアを搭載し、PureVideoに対応するほか、TVエンコーダーのサポートやHDTV品質(1080p/i)のMPEG-2、WMV9ビデオ再生、DVI端子対応などの機能を備えており、これをベースにしたマザーボードにTVエンコーダーを組み合わせれば、Media Center PCベースのパソコンを簡単に構築できる。

またnFoece 4 SLIで実装されたRAID機能“NVIDIA MediaShield”に全構成が対応するほか、上位の2構成はネットワーク機能に、ハードウェア支援による低CPU負荷のセキュリティー機能“NVIDIA ActiveArmor”が搭載されている。

プレスリリースによると、台湾ASUSTeK Computer社や台湾Gigabyte Technology社、台湾Micro-Star International(MSI)社などマザーボードベンダー各社から、採用マザーボードが供給される模様である。また製品の登場時期は10月の予定。

　
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