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東芝、0.85インチHDDを搭載した小型ビデオカメラ『gigashot V10』を発表!――HDDに最大4時間半弱録画可能

2005年09月28日 14時02分更新

文● 編集部 小西利明

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コンパクトなボディーに0.85インチHDDを搭載するビデオカメラ『gigashot V10』
コンパクトなボディーに0.85インチHDDを搭載するビデオカメラ『gigashot V10』

(株)東芝は28日、HDD内蔵のポータブルビデオカメラ“gigashot”シリーズを発表。その第1弾製品として、4GBのHDDを内蔵する『gigashot V10』を発表した。価格はオープンプライス。同社の直販ウェブサイト“shop1048”での販売価格は、5万9800円。

gigashot V10
内蔵HDD 4GB/撮像素子 1/2.5インチCCDセンサー 静止画記録時有効画素数 約519万画素、動画記録時有効画素数 約63万画素/2.0インチ カラー液晶ディスプレー 862×240ドット/光学5倍ズームレンズ F3.3~3.4/フラッシュ内蔵/最大動画撮影可能時間 約255分(LP時)/バッテリー連続撮影時間 約80分間/重量約260g(バッテリー、SDメモリーカード含む)/幅38.5×高さ103.8×奥行き59.5mm/Windows用バックアップツール“gigashotバックアップツール”“ACDSee”等付属
ウェブ直販予定価格 5万9800円

今月中頃から同社ウェブサイトでティザー広告が掲載されていた製品が、いよいよその姿を現わした。世界最小サイズ0.85インチの4GB HDDを搭載したポータブルビデオカメラgigashot V10である。重さはわずか260gで、コンパクトデジタルカメラと大差がない程度のコンパクトさ。ボディー形状は握りやすいグリップスタイルを採用している。1/2.5インチ、有効画素数約519万画素のCCDセンサーで撮影した映像をMPEG-2形式で録画でき、高画質のHQ(6Mbps)時には85分(1時間25分)、最も画質の低いLQ時は255分(4時間15分)も録画できる。動画撮影時の解像度はDVDと同じ720×480ドットに加えて、16:9の720×360ドットも選択可能だ。静止画撮影も可能で、500万画素級のデジタルカメラとしても使用できる。また本体内にSDメモリーカードスロットを搭載しており、内蔵HDDだけでなくSDメモリーカードへの録画/撮影も可能だ。

gigashot V10の両側面写真。液晶ファインダーを回転させて表に向けた状態
gigashot V10の両側面写真。液晶ファインダーを回転させて表に向けた状態
ファインダーを開いた状態の正面写真。フラッシュはレンズの下についている。その下のボタンは静止画撮影用のシャッターボタン。液晶ファインダー裏面の穴はステレオマイク 背面写真。メニュー操作用のボタンの周囲にジョグダイヤルが配置されている。ズームレバー、ビデオ撮影時の録画ボタン等が並ぶ
ファインダーを開いた状態の正面写真。フラッシュはレンズの下についている。その下のボタンは静止画撮影用のシャッターボタン。液晶ファインダー裏面の穴はステレオマイク背面写真。メニュー操作用のボタンの周囲にジョグダイヤルが配置されている。ズームレバー、ビデオ撮影時の録画ボタン等が並ぶ

撮影機能の仕様としては、光学5倍/デジタル20倍のズームが可能で、電子的手ぶれ補正機能、1~10cmまで接写できる“スーパーマクロ撮影”機能も備えている。フラッシュはレンズの下側に内蔵されている。また2.0インチの回転式液晶ファインダーが、グリップ部に収納されている。バッテリーには専用のリチウムイオン充電池を使用し、最大連続録画時間は約80分(1時間20分)である。

HDDならではの再生やその場での消去のしやすさに加えて、ジョグダイヤルを活用してメニュー操作をしやすくするなど、使い勝手にも配慮されたデザインとなっている。HDD搭載の携帯機器で心配となる耐衝撃性についても、HDDをショックアブソーバーで保護するとともに、3次元加速度センサーを組み合わせた落下時のHDD保護機能も搭載されている。

付属の専用クレードルには、USBに加えてLAN端子も装備。RDシリーズに録画データを転送することが可能だ
付属の専用クレードルには、USBに加えてLAN端子も装備。RDシリーズに録画データを転送することが可能だ

付属の専用クレードルには、パソコンやPictBridge対応プリンターとの接続用のUSB 2.0に加えてLAN端子も備えており、同社のHDD/DVDレコーダー、RDシリーズに接続して“ネットdeダビング”機能を使い、RD側への録画データの転送も可能としている。転送に要する時間は、USB 2.0を利用したパソコンへの転送が4GBで15~30分程度、RD-XS53へのLAN経由転送は80分程度とのこと。

付属ソフトウェアとしては、gigashotで撮影した動画/静止画を簡単にパソコン側に転送保存するツール“gigashotバックアップツール”が付属している。このソフトは同梱されているDVD編集ソフト“Cyberlink PowerProducer”やデジカメ写真管理ソフト“ACDSee”と連動して、gigashotから転送したデータを編集ソフト側に渡し、最短2クリックでDVDビデオ作成まで行なう機能を備えている。ソフトウェアの対応OSは、Windows XP/2000である。

同梱の付属品はバッテリーやACアダプター、専用クレードルやカメラケースのほか、AVケーブル、USBケーブル、リモコンなど。価格はオープンプライス。同社の直販サイト“SHOP1048”での販売予定価格は5万9800円。発売日は10月21日の予定となっている。また別売りの専用バッテリーも同日発売される。価格はオープンプライスで、直販サイトでの販売価格は5980円。

     
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