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TSMC、新CEOのリック・ツァイ氏を国内でお披露目──国内ではIDMに対する対策を重視

2005年09月14日 22時32分更新

文● 編集部 小林久

台湾の半導体ファウンドリーTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)社は14日、横浜市で7月に同社のCEOに就任したリック・ツァイ(Rick Tsai)氏の就任記者会見を行なった。本日パシフィコ横浜で開催されたシンポジウム“2005 TSMC Japan Technology Symposium”に合わせて開催されたもの。

Rick Tsai
新CEOに就任したリック・ツァイ氏

ツァイ氏はCEOに就任した心境として「責任の重さを感じている。重荷が肩にのしかかるようだ」と表現。「まだ就任して2ヵ月なので、先は長い。学ばないといけないことも多い」「これからも競争は激しくなるが、各種課題はあるが業界は今後も成長していく。これから先も競争に勝ち続け、マーケットシェアを拡大していきたい」とし、従来のTSMCの方針を大枠引き継ぐ形で、さらなる成長を続けていきたいと抱負を語った。

また半導体市場の将来に関しては「水晶玉は2年目以降は見えにくいのですが」と前置きしたうえで「2005年は5%程度ぐらいの伸び」「2006年は比較的よい年になると思うが、おそらく1桁の後半になるだろうと予想している」とし、課題としては「いずれにしても成長が緩やかになる中、成長を続けるためには業界平均を上回る必要があり、それには確かな戦略とそれを実行することが必要だ」と述べた。

国内への戦略に関してTSMCは、国内では半導体の設計から製造まで一貫して行なうIDM(垂直統合型デバイスメーカー)に対してもファウンドリーを利用する利点をアピールしていくことが必要と考えているが、しかしながら「日本には(半導体設計や製造に関して)長く誇り高い伝統があり、時間がかかるだろう」とした。ただし「これはゼロサムゲームではない。TSMCと協力することで両社に利点が出てくる」と、半導体製造に関する投資を革新的な製品にまわせるなど、IDMがファウンドリーを利用するメリットに関してもアピールした。



馬場氏
馬場久雄氏

会見には、日本法人ティーエスエムシージャパン(株)の代表取締役社長を務める馬場久雄(ばば ひさお)氏も出席し、TSMCの現状に関して説明した。

馬場氏は「半導体業界においてファウンドリーが占める割合は全世界で需要の24%程度。2010年には世界の28%ほどがファウンドリーに依存する形になる」と説明。TSMCの現状に関しては2000年に大きく伸びた。2003年にはそれを超えることができ、2004年には30%伸張の77億ドル(約8470億円)の売り上げを果たした。今年は若干市場が弱含みだが上半期は36億ドル(約3960億円)と1%程度の伸びを示しており、昨年を若干上回る同じ水準を達成できるだろうとした。TSMCのシェアは全世界で51.5%で、2位のUMCの18.2%を大きく上回っているという。

プロセスルールに関しては、65nmは低電力が先行し、来年の第2四半期には安定した量の量産ができるとした。



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