キヤノン(株)と米マイクロソフト社は14日、映像処理技術分野での戦略的技術提携で合意したと発表した。
これにより、キヤノンの次世代カラーマネジメント技術“Kyuanos(キュアノス)”をベースに開発された色情報管理システム“Windows Color System”が、マイクロソフトの次期OS『Windows Vista』にモジュールとして搭載されるという。
“Windows Color System”は、ディスプレー画面の表示色を忠実に再現して印刷するカラーマッチング機能や、照明光の影響で発生する色の見え方の違いを補正する機能を備えるのが特徴。色情報の多ビット化やマルチカラーチャネルへの対応、次世代の拡張色空間の採用なども行なわれている。
両社は今後、次世代のウェブサービス技術に対応した製品の投入や、XML規格の電子文書フォーマットの提供などを相互に行なうとしている。