コダック、24mm相当からの5.8倍広角ズームを搭載した800万画素デジタルカメラ『Kodak EasyShare P880 Zoom デジタルカメラ』を発売

コダック(株)は30日、コンシューマー向けデジタルカメラの最上位シリーズ“Kodak EasyShare Pシリーズ”の最上位機種として、35mm換算で24mm相当からの光学5.8倍ズームレンズを搭載した有効800万画素の『Kodak EasyShare P880 Zoom デジタルカメラ』を10月中旬に発売すると発表した。価格はオープン。

『Kodak EasyShare P880 Zoom デジタルカメラ』

本体背面

『Kodak EasyShare P880 Zoom デジタルカメラ』は、レンズに焦点距離がf=5.04～29.38mm(35mm換算で24～140mm)/F2.8～4.1の独シュナイダー社製5.8倍マニュアルズーム“シュナイダー クロイツナッハ バリオゴン(Shneider-KREUZNACH VARIOGON)”(9群13枚)を採用し、マニュアルフォーカス用のマニュアルフォーカスリングを装備するなど、本格的な撮影を望むユーザーにも配慮したのが特徴。最短撮影距離は5cm。焦点距離を35mm換算で200mmまで長くするシュナイダー製のテレコンバージョンレンズ『Kodak 望遠(テレコンバージョン)レンズ55mm、1.4倍』(価格は1万9950円)や、本体上部のホットシューに装着する専用フラッシュ『Kodak ズームフラッシュP-20』(価格は2万2250円)、市販の52mm径フィルターを取り付けるための『Kodak P880 レンズアダプター』(価格は2625円)などのオプションも同時に発売する。

撮像素子は有効800万(総830万)画素の1/1.8インチCCDで、モニター用の2.5インチ液晶パネル(11万5000画素)と、23万7000画素(324×244×3枚)の電子ビューファインダー(EVF)を搭載する。撮影感度はISO 50～400相当で、1024×768画素の“0.8MP”では400～1600相当となる。フォーカスにはTTLコントラスト検出方式と外部測光センサーを併用する“ハイブリッドAF”を採用しており、AFフレーム方式にはマルチゾーン/センターゾーンのほか、25ゾーンから選択できる“セレクタブル”も用意されている。露出モードはプログラムAE/絞り優先/シャッタースピード優先/マニュアルを選択でき、シーンモードは8種類、カラーモードは5種類(ヴィヴィッドカラー/ナチュラルカラー/シックカラー/白黒/セピア)を選択できる。

記録解像度は、静止画が最大3264×2448画素、動画が最大640×480画素(毎秒30フレーム)。静止画の画像形式は、Kodak EasyShareシリーズとして初めてRAW/TIFF/JPEG(DCF準拠、Exif 2.21)の3方式に対応したという。動画はQuickTime(Motion JPEG)に対応。記録メディアには、内蔵メモリー(32MB)と、別売のSDメモリーカード/MMCを利用する。インターフェースはUSBに対応し、ダイレクトプリントの規格である“イメージリンク(ImageLink)”プリントシステムやPictBridgeをサポートし、トリミング機能と“Kodak EasyShare プリンタードック”を併用すればパソコンなしでプリントでき、構図の確認などにも利用できるという。本体サイズは幅115.8×奥行き91.2×高さ97.0mm、重量は513g。電源はリチウムイオン充電池『KLIC-5001』(1800mAh)を利用する。パソコンの対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000(SP1以降)/XP、Mac OS 10.2.8/10.3以降。

『Kodak EasyShare P850 Zoom デジタルカメラ』

本体背面

同社では、併せて“Kodak EasyShare Pシリーズ”の新製品として、手ぶれ補正機能付きの光学12倍ズームレンズを搭載した有効510万画素の『Kodak EasyShare P850 Zoom デジタルカメラ』を9月下旬に発売することも発表した。焦点距離が6～72mm(35mm換算で36～432mm相当)の光学12倍ズームレンズ(シュナイダー クロイツナッハ バリオゴン)を搭載し、上位機種の『Kodak EasyShare P880 Zoom デジタルカメラ』同様、RAW/TIFF/JPEGの記録に対応。本体サイズは幅108.0×置く素き72.0×高さ84.2mm、重量は403g。価格はオープン。

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