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dynabook SS SX/190NK

dynabook SS SX/190NK

2005年08月23日 02時10分更新

文● 月刊アスキー編集部・藤本

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dynabook SS SX/190NK

東芝

オープンプライス

機能充実でしかも薄い
真に使えるB5モバイル

dynabook SS SX
シルバーでソリッドな筐体デザインが魅力。ラッチレスなのも特徴的だ。

 20周年モデルの同僚であるLibretto U100ほどの華やかさはないが、実用面では上となる注目マシンが、1スピンドルB5ノートの新「dynabook SS SX」シリーズだ。

バッテリ キーボード
バッテリは角型のリチウムイオン型を採用することで、薄型化に成功している。メイン基板の小ささにも驚かされる。キーボードは試作機ゆえ評価が困難だったが、フットプリントのサイズには余裕があるため変形キーも無く、使いやすい部類には入るだろう。

 シルバーのボディが特徴的な本機だが、実際に触ってみるとその薄さにまず驚かされる。それもそのはずディスプレイを開けたときの最薄部が9.9mm、閉めたときの最も厚い部分でも19.8mmである。過去のSS Sシリーズなどでは薄さの代償として、標準バッテリによる駆動時間が2時間台だったが、この新SS SXシリーズでは抜かりはない。パームレスト下部に占められた薄型バッテリにより、約5.4時間の駆動時間を実現している。なお、バッテリが入っている部分の下は直接ボディとなっている。つまりメイン基板はフットプリントの約半分の大きさしかない。この小型化のためにも、東芝ならではの技術が多数盛り込まれているという。

背面
本体左側面 本体右側面
本体左側面本体右側面
それぞれ背面、左側面、右側面。この薄さでもPCカードスロット、イーサネット、D-sub15ピンはいずれもフルサイズ。また、通信機能も無線LAN、IrDA、Bluetoothまで搭載する。

 薄型化を極める一方、スペック面では通常のノートPC並、いやそれ以上である。チップセットには最新の「Intel 915GMS」を採用。超低電圧版Pentium M 753(1.2GHz)とともに高いプラットフォーム性能を持つ。HDDは1.8インチの東芝製60GB。イーサネットはギガビットに対応、IEEE 802.11b/g対応無線LANにモデム、Bluetooth 2.0、IrDA、PCカードスロット/SDカードスロット、さらにフルサイズのD-sub15ピンコネクタも用意している。23万円前後からという価格は、libretto U100と同じく決して安価ではないが、薄型ノートだからといって、ユーザーに一切妥協させない、開発者の心意気が見える1台だ。

liretto U100と比較
このようにliretto U100と比較してみると、SX/190NKの圧倒的な薄さが際だつ。ボディもマグネシウム合金を採用しており、実用レベルでの強度は十分あるように感じられた。

●テキスト入力なら5時間は行ける

バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間

過酷な条件でも3時間近い駆動時間を確保。通常のテキスト入力中心の作業なら、ほぼ5時間弱利用できたことを確認している。

dynabook SS SXシリーズの主なスペック
型番 SX/190NK(※1)
予想実売価格 23万円前後
CPU 超低電圧版Pentium M 753(1.2GHz)
メモリ(最大) 256MB(1.25GB)
液晶 12.1型XGA
ビデオ Intel 915 GMS内蔵
HDD 60GB
光学ドライブ ――
無線LAN IEEE 802.11b/g
TV録画機能 ――
上位のSX/190NRはOffice Personalがプレインストールされている点に違いがある

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