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タワーレコードと米ナップスターが音楽配信事業で提携――“ナップスタージャパン株式会社”を10月に設立

2005年08月04日 18時34分更新

文● 編集部

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タワーレコード(株)と米ナップスター社(Napster, LLC)は4日、日本市場での音楽配信事業に関して業務提携し、合弁会社“ナップスタージャパン株式会社(予定)”を10月に設立する予定と発表した。

新会社の資本金は4億9000万円で、出資比率は、タワーレコードが68.5%、米ナップスターが31.5%。代表取締役兼CEOはタワーレコードの代表取締役社長の伏谷博之(ふしたに ひろゆき)氏が兼任する予定。

新会社は、アメリカ/カナダ/イギリスで提供している“ナップスター”ブランドでの音楽配信サービスを、2006年4月に日本で開始する予定としており、タワーレコードでは、店頭やECサイト“@TOWER.JP”、店頭配布のフリーマガジンなどと連動し、ユーザーサービスの充実や音楽市場の拡大を図るとしている。

ナップスターの音楽配信サービスは2003年11月に開始され、現在、北米とイギリスで展開されており、まもなくドイツでもサービスが開始される予定。1曲単位の従量制ダウンロードサービス“アラカルト・サービス”のほか、月々の会費を払うことで好きなだけ楽曲をダウンロードできる会員向け定額サービス“サブスクリプション・サービス”を導入しているのが特徴。アメリカでの利用料は、1曲の購入が99セント(約110円)、“サブスクリプション・サービス”の“Napster Membership”が月額9.95ドル(約1100円)、ダウンロードした楽曲をデジタルオーディオプレーヤーに好きなだけ転送したり入れ替えたりできる“Napster To Go Membership”が月額14.95ドル(約1670円)。会員数は約50万人で、楽曲のストリーミング/ダウンロードは累計で約5億回になるという。

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