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日本SGI、Linuxサーバーのエントリーモデル『SGI Altix 330』を発売――ワークグループ向けストレージ『SGI InfiniteStorage S330』も

2005年08月03日 19時17分更新

文● 編集部

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日本SGI(株)は3日、Itanium 2をデュアル構成で搭載し、64bit Linuxに対応した“SGI Altix”のエントリーモデルとして『SGI Altix 330』を発売すると発表した。最小構成の価格は191万5000円。併せて、ワークグループ向けストレージ『SGI InfiniteStorage S330』を発売する。最小構成の価格は284万円。ともに直接販売のほか、チャネル販売も行なう。

『SGI Altix 330』 『SGI InfiniteStorage S330』
『SGI Altix 330』『SGI InfiniteStorage S330』

『SGI Altix 330』は、“NUMAflex”共有メモリーアーキテクチャーや、双方向で毎秒6.4GBの“NUMAlinkインターコネクト”、高可用性のデータ管理機能など、同社のスーパーコンピューターと同じ“Altixシステム”のアーキテクチャーを採用しており、Gigabit EthernetやInfiniband、NUMAlinkなどを利用してクラスター化できるのが特徴。本体は1Uのラックマウントサイズで、標準17Uラックまたは標準39Uラックに17台または39台収納できる。CPUはItaniun 2-1.3GHz(キャッシュメモリー3MB)/1.5GHz(同4.0MB)/1.6GHz(6.0MB)を最大2個、メモリーは最大16GBまで搭載でき、HDDはシリアルATA IIで最大500GB、SAS(シリアルアタッチドSCSI)で最大292GBを搭載できる。インターフェースは、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet×2、外部SAS/SATA IIを装備し、拡張スロットは、64bit/133MHz PCI-Xを搭載し、PCI-X拡張モジュールを搭載可能。本体サイズは幅445×奥行き806×高さ43mm、重量は17kg。最小構成には、Itanium 2-1.3GHz×2、2GBのメモリー、160GBのHDDで、SUSE LINUXのライセンスが含まれる。

『SGI InfiniteStorage S330』は、RAIDパリティー生成XORエンジン用ハードウェアを内蔵したXscale-600MHzで、メモリーはECC付きの256MBまたは512MBを搭載。ディスクコントローラーはファイバーチャネル(FC:Fibre Channel)に対応し、LCコネクターが採用されており、最大で42個のHDDを搭載できる。RAID機能はレベル0/1/3/5/1+0をサポートする。インターフェースは、10/100BASE-TX、RS-232Cなどを装備する。コントローラーエンクロージャーとドライブエンクロージャーのサイズはともに幅447×奥行き561×高さ129mmで、重量はコントローラーエンクロージャーが28.2kg、ドライブエンクロージャーが40kg。最小構成はディスク容量が2.8TBで、キャッシュメモリーが256MB、管理ソフトウェアライセンスが付属する。S330監視ソフトの対応OSは、IRIX、Windows 2000、Windows Server 2003、Solaris、Linux、AIX、HP-UX、NetWare。

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