8月に発売予定のThermaltake製水冷キット2モデルが30日からUSER'S SIDE本店で展示されている。なかでもトールスピーカーのような水冷キット「Symphony」は一見の価値あり。2本並べての展示だけに、余計スピーカーに見える。
一見トールスピーカーのような水冷キット「Symphony」。製品自体は1本でポンプ(90l/hr)やラジエーターなどを搭載した一体型のもの。当然、2本揃える必要はない | 素材はアルミ製で高級感ある作りとなっている |
「Symphony」は、サイズが1100(H)×150(W)×105(D)mmという巨大水冷キット。大きいことで有名なZALMAN製「Reserator1/Plus」でさえ高さ592mmということからも、いかに大きいかがお分かりだろう。製品は2つのポンプ(90l/hr)やラジエーターなどを搭載した一体型のもので、冷却用のファンにはなんと5基もの120mm角ファン(1400rpm/16dB)を装備。水冷ヘッドは、LGA775/Socket 478/939/754のCPUに対応している。発売は来週5日を予定しており、予価3万9800円。HTPCの水冷化にはもってこいの製品となりそうだ。
良く見ると5基もの120mm角ファン(1400rpm/16dB)を装備 | 背面側。ヘッドは、LGA775/Socket 478/939/754のCPUに対応している |
また8月11日発売予定の製品として、5インチベイ内蔵型の水冷キット「AquaBay」も展示されている。こちらは、水位が確認できる透明なパネルや流が確認できるフローメーターを備えたインジケータユニット「AquaBay M1」(5インチベイ2段タイプ)、アルミ製フィンと120mm角ファンを備えたラジエーター「AquaBay M2」、250cc搭載可能な冷却液タンク「AquaBay M3」の3つで構成される。ユニークなのは3モデルセットでの使用はもちろんのこと、それぞれ独立した製品として他社製水冷キットと組み合わせの使用可能となるところだ。なお、価格はいまのところ未定となっている。
5インチベイ内蔵型の水冷キット「AquaBay」。3つシリーズで発売予定だ | 水位が確認できる透明なパネルや流が確認できるフローメーターを備えたインジケータを備える「AquaBay M1」。5インチベイを2段消費する | |
水が流れる様子は見ていても涼しげ | 使用例。このほか、それぞれ独立した製品として他社製水冷キットと組み合わせの使用可能だ |