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AGP対応ビデオカードユーザーの救世主!? AGP→PCI Express x16変換カード「ATOP」がAlbatronから来週登場予定!!

2005年07月14日 18時47分更新

文● 増田

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 Albatronから、AGPx8スロットをPCI Express x16スロットに変換するというユニークなカード「ATOP」が登場した。現在TWOTOP秋葉原本店にサンプルが入荷。早ければ来週中にも販売が始まる予定だ。

ATOP
AGPx8スロットをPCI Express x16スロットに変換するというユニークなカード「ATOP」
接続イメージ
接続イメージ。カード全体の高さを考慮した場合、使えるのは基本的にLow Profile仕様のビデオカードになる

 写真のようにこの製品は、AGP対応のビデオカードをPCI Express x16スロットで使えるようにするというもの。カード上部には手持ちのビデオカードを挿すAGPスロット。反対に下部にはマザーボード側に挿すPCI Express x16スロットが用意され、その間の基板上にはAGP-PCI ExpressブリッジHSI(High-Speed Interconnect)と思われるチップを搭載している。同店のポップおよび製品案内のポスターによると動作確認GPUは、GeForce MX4000/FX5200/FX5700/FX5900/6200/6800/6800GT/6800Urtraなど。変換にHSIを使用しているため、ATI/RADEON系やMatrox/Millennium系のカードは使用できないと見てよさそうだ。

HSI 裏面
基板上にはAGP-PCI ExpressブリッジHSI(High-Speed Interconnect)と思われるチップを搭載している裏面はすっきりとしている。GeForce6800GT/6800UrtraなどハイエンドなAGP版カードを使用しているユーザーにとっては特に注目!?

 もっとも、GeForce系ビデオカードではPCI Expressネイティブ対応ではない“GeForce 6600/GT”などのGPUを、HSIを搭載することでPCI Express x16対応にした製品が少なくない。パフォーマンスの問題は気になるとはいえ、かつてアキバを賑わしたAGP→PCI変換アダプタ「CHANGE-AGP2PCI(玄人志向)」のような“人柱”的アイテムではなさそうだ。なお、使用にあたってはカード全体の高さを考慮した場合「使えるのは基本的にLow Profile仕様のビデオカードになる」(Albatron)とのこと。
 そのほか、同社からはAGP版GeForce6200搭載ビデオカードとセットの製品「AGP6200AL+ ATOP」も発売予定。「CPUを最新製品にしたためにマザーボードはAGPスロットのないものを使用せざる得ない。だけど予算的にビデオカードに回す余裕は……」というユーザーにとって果たして救世主的アイテムとなるかどうか。気になる価格などは今のところ未定ながら、そのあたりが購入の大きなポイントとなりそうだ。

ポップ ポスター
TWOTOP秋葉原本店が用意した対応GPUとジャンパーなどの設定表を記載したポップ代理店アスクによるポスター。販売価格が気になりところだ
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