シャープ(株)は7日、温度が高くなると透過率が低下する透明な“超解像機能膜”を利用し、2層構造で超解像再生が行なえる光ディスク技術を開発したと発表した。これにより、青色レーザーを利用する光ディスクの容量を2層で100GBに高めることが可能になり、ハイビジョン映像を約9時間ぶん(平均転送レートが24Mbpsの場合)収録できるようになるという。
超解像機能膜を利用した光ディスク技術 |
“超解像”は、光の解像限界を超えた小さな情報ピットを読み取る技術。今回、同社が開発したのは、多層超解像光ディスクに必要な光透過性の高い超解像機能膜で、金属酸化物を採用したもの。環境負荷が少ない材料を利用しており、環境にやさしいディスクであるとしている。