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リコー、カラーPxPトナーを採用したカラーレーザープリンター『IPSiO CX9800』など4機種を発売

2005年06月28日 21時01分更新

文● 編集部

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(株)リコーは28日、カラーレーザープリンター“IPSiO CX”シリーズの新製品として、A4横で毎分35枚の印刷が行なえる『IPSiO CX9800』と、カラーが毎分28枚/モノクロが毎分35枚の『IPSiO CX8800』を7月5日に発売すると発表した。トナーや感光体などの費用を含むカウンター方式の“M-PaC保守システム”を採用した『IPSiO CX9800M』と『IPSiO CX8800M』もラインアップする。価格は、CX9800が44万8000円(税別)、CX9800Mが47万円(税別)、CX8800が29万8000円(税別)、CX8800Mが32万円(税別)。

『IPSiO CX9800』
『IPSiO CX9800』

『IPSiO CX9800』は、均一な粒状と小粒径が特徴の独自の重合法によるカラーPxPトナーを採用することで細部やグラデーションの再現性を高くしたほか、ベタ部分の色ムラを従来より抑えたのが特徴。コントローラーも従来製品の約2倍の処理性能を持つCeleron-733MHzを搭載しており、カラー/モノクロとも毎分35枚(A4横、1200×1200dpi時は毎分17枚)の高速印刷が可能。新トナーセーブモードを搭載しており、文字、図形/表/グラフ、写真/イメージの3つのオブジェクトに分けて画像処理を行なうことで読みやすくランニングコストを抑えたカラー印刷が行なえるという。両面印刷にも標準で対応する。

解像度は最大1200×1200dpiで、1670万色に対応。対応用紙は最大A3で、1260mmまでの長尺用紙にも対応(手差しトレイを利用)。対応用紙は、普通紙、再生紙、専用OHPフィルム、ハクリ紙、第2原図、官製はがきなど。給紙は、トレイ1(A4横送り)とトレイ2(A3縦送り)がともに普通紙で550枚。手差しは普通紙が100枚、OHPが50枚、官製はがきが40枚。

インターフェースは10/100BASE-TXとUSB 2.0を搭載。PictBridge規格に対応しており、同社のデジタルカメラ『Caplio R2S』や『Caplio 400G wide』と接続すれば、プリンター本体に登録されているリコーオリジナルのフォーマット(報告書など)に画像をはめ込んで印刷することもできる。出力はRPCSに対応。プリント時に特別な地紋を埋め込む独自の不正コピーガード機能や、SSL(暗号化通信)によるセキュリティー印刷などのセキュリティー機能にも対応している。

本体サイズは幅670×奥行き678×高さ745mm、重量は97kg。電源はAC100Vで消費電力は最大1400W(省エネモード時18W以下)。製品寿命は150万ページまたは5年の早いほうとなる。

『IPSiO CX9800M』は、トナーや感光体などの消耗品、定期交換部品の料金や保守を含んだ“M-PaC保守システム”を採用した製品。使用した枚数に応じて保守料金が請求されるカウンター方式となっているのが特徴。LAN/ブロードバンド環境に対応したリモート管理サービス“@Remote”にも対応しており、トナーの自動配送サービスや、アラーム通知などが利用できるという。

『IPSiO CX8800』は、印刷速度がカラーで毎分28枚、モノクロで毎分32枚となり、両面印刷をプションとした機種。消費電力は最大1300W(省エネモード時16W以下)。本体サイズは幅575×奥行き678×高さ745mm、重量は85kg。『IPSiO CX8800M』は“M-PaC保守システム”対応となる。

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