エルピーダメモリ(株)は23日、80nmプロセスの量産に向けた開発を完了し、80nmプロセスにより製造した2GbitのDDR2 SDRAM製品の一次評価を完了、開発に成功したと発表した。
2Gbit DDR2 SDRAM |
開発した2Gbit DDR2 SDRAMは、プロセスと回路/レイアウト設計を最適化することで、現行のDDR2-667(667Mbps)より20%高速なDDR2-800(800Mbps)の安定供給を行なえるようにしたほか、動作電流を低減し、100nmプロセスの1Gbit品とほぼ同等の電流特性としたのが特徴。標準のメモリーモジュール(DIMM)に搭載できるようにチップサイズを小型化し、レジスタードDIMM(高さ30mm)やFB-DIMM(高さ30.35mm)に搭載可能としたという。
同社では、本格的な量産化に向けて、評価と改良を進め、年度内の量産開始を目指すとしている。