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NTTコムウェア、組み込み型Linuxサーバーを玄関ドアに組み込んだ“指紋認証型マンション入館システム”を開発

2005年06月22日 20時34分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コムウェア(株)は22日、同社の組み込みLinuxサーバー『L-Box』をマンションの玄関に組み込み、遠隔で指紋照合が行なえる“指紋認証型マンション入館システム”を、(株)シーモンと開発したと発表した。

『L-Box』
『L-Box』

“指紋認証型マンション入館システム”は、各戸の玄関ドアに指紋認証装置を組み込んだロックシステム。入居者の指紋情報をマンションの集合玄関のシステムで一元管理するのではなく、各戸内で指紋照合、指紋登録、分散管理を行なうことで、プライバシーや全指紋情報の盗難などを防止できるのが特徴。マンションの集合玄関では、入居者が部屋番号を入力し、指紋照合を行なうと、ネットワーク経由で各戸の玄関に登録されたデータと照合され入館できる。指紋情報は各戸の玄関の指紋認証装置で登録/管理できる。指紋認証技術には、指紋の偽造や指の汚れ(水や皮脂)に強いというシーモンのものが利用されている。また、同システムは、住宅戸数に制限がなく、大型マンションにも円滑に導入できるとしている。

『L-Box』は、SH4-200MHz、32MBのメモリー、32MBのCFを搭載し、単一電源(DC12V)で動作する組み込みLinuxサーバー。本体サイズは幅68×奥行き98×高さ119mm、重量は約267g。今回利用するのはこれをマンション用に改造したものという。



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