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ヒートパイプ搭載のマザーが発売に! OS上でSLIの切り替えが可能!

2005年06月08日 21時49分更新

文● 増田

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 ASUSTeKから“nForce4 SLI”搭載マザーの新製品「A8N-SLI Premium」が登場した。かねてより発売のウワサされていたSLI/シングルモードの切り替えを行なうセレクターカードを搭載しないSLI対応マザーボードだ。

「A8N-SLI Premium」
セレクターカード非搭載のSLIマザー「A8N-SLI Premium」
ヒートパイプ
なんとチップセットクーラーにヒートパイプを採用。静音性と冷却性能を見事に両立した

 同社の“nForce4 SLI”搭載マザーとしては「A8N-SLI Deluxe」「A8N-SLI」が発売されているが、今回登場した「A8N-SLI Premium」はその中でも最上位モデルと呼べそうな製品。最大の特徴は、従来のシリーズで見られたようなSLI/シングルモードの切り替えを行なうセレクターカードは搭載せず、OS上でSLIモードの切り替えが可能な点だ。モード切り替えのためにケースを開けてカードを差し替える必要がなくなり、メンテナンス性という面ではうれしい機能と言えるだろう。
 それよりも、製品版を見て驚かされた(イベント等で展示されていたモデルにはなかった)のが、なんとチップセットクーラーにヒートパイプを採用しているところ。“AI Cool-Pipe”と同社が呼ぶこの冷却機構は、チップセットが出した熱を基板中央を走るヒートパイプがブラケット付近に装着されたヒートシンクまで運ぶというもの。まさに前代未聞の“ヒートパイプオンボードマザー”である。そもそも「A8N-SLI Deluxe」発売当時からチップセットに装着されていたクーラーの騒音が問題視されていたが、静音性と冷却性能を見事に両立したモデルとなった。

Fanless Design ヒートシンク
チップセット上には“Fanless Design”と記載されているブラケット付近に装着されたヒートシンク。ここで放熱する仕組みだ
拡張スロット ブラケット
従来の2モデルとは拡張スロットの構成も変わり、PCI Express x4スロットが追加されたオンボードインターフェイスは「A8N-SLI Deluxe」と同じ。デュアルギガビットイーサネットなどを搭載する

 セレクターカードを搭載しないためか、従来の2モデルとは拡張スロットの構成も変わっており、PCI Express x16×2、PCI Express x4×1、PCI Express x1×1、PCI×3に。オンボードインターフェイスは「A8N-SLI Deluxe」と同じ、デュアルギガビットイーサネットにIEEE1394、8チャンネルサウンド、Serial ATA II×4(RAID対応)、Serial ATA×4(Silicon Image“Sil3114R”RAID対応)となる。
 価格および販売ショップは以下のとおり。価格の下がった2モデルと比較すると割高な印象は拭えないが、遅れてきた“SLIマザー”の本命となりそうな製品だ。

パッケージ Serial ATA
価格の下がった2モデルと比較すると割高な印象は拭えないが、各ショップとも「売れそうだ」と口を揃えるSerial ATAは計8ポートも搭載する
価格 ショップ
ASUSTeK
「A8N-SLI Premium」
\22,800 高速電脳
Oneness
\22,980 TWOTOP秋葉原本店
\23,480 アーク
\26,040 USER'S SIDE本店
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