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オーク情報システムと北陸日本電気ソフトウェア、マスターキー付き暗号化ソフト『CyberCrypt』を発売

2005年06月02日 21時34分更新

文● 編集部

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(株)オーク情報システムと北陸日本電気ソフトウェア(株)は2日、マスターキー付きの暗号化ソフト『CyberCrypt』を共同開発し、同日付けで販売を開始したと発表した。機密情報を電子化している企業やISMS認証を取得/あるいは取得を計画している企業、電子商取引を行なっている企業向けにライセンス販売を行なう。ライセンス料は、1CPUごとに必要で、100ライセンスの“初期ライセンス(100)”が42万円。101~500ライセンスでは1CPUあたり3948円、510~1000では3696円、1001~5000では3444円、5001~1万では3192円、1万1以上は2940円となる。

『CyberCrypt』は、通常利用する機密情報の暗号化/復号化には、一般の暗号化ソフトと同様に、関係者で共有する秘密鍵“グループ共有鍵”を利用し、暗号化された全情報を復号できる“企業マスターキー”を、社内監査を行なう者だけが持つようにするのが特徴。企業マスターキーは企業に1つだけ提供される。マスターキーには所属部署単位で利用できる“所属マスターキー”も用意されている。

これにより、暗号化された情報がネットワーク経由で漏えいしたとしても、通信データの記録を残しておけば、漏えい者を特定できるようになるほか、暗号化された情報を利用しなければならないのに所属部署の担当者が不在といった場合などにも、所属マスターキーで迅速に対応できるとしている。暗号化はファイル/ディレクトリー単位で行なえ、『CyberCrypt』を持たない外部とのやりとりなどに利用できる“パスフレーズ/パスワード”の指定だけで自動復号する暗号化ファイルの生成も可能。

暗号化方式には、公開鍵暗号方式(RSA暗号/2048bit)、共通鍵暗号方式(AES暗号/256bit/ブロック長128bit、ハッシュ方式(SHA-256)を利用できる。対応OSはWindows XP/2000。

製品に含まれるのは、企業マスターキーによる復号プログラム(経営者/社内監査人)、所属マスターキー生成プログラム(所属長)、所属マスターキーによる復号プログラム(所属長)、グループ鍵生成プログラム(グループ)、グループ用ファイル暗号化・復号プログラム(グループ)、個人用ファイル暗号化・復号プログラム(一般ユーザー)など。

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