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LaVie G タイプTW

LaVie G タイプTW

2005年06月02日 08時22分更新

文● 宇野 貴教

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LaVie G タイプTW

日本電気/NEC Direct

最小構成価格:17万6715円(2月10日現在)

アスキーとNEC Directのコラボレーションサイト“NEC Direct 24”
「LaVie G タイプTW」など、NEC Direct製品の最新情報はこちらからご覧いただけます。画像をクリックするとアスキーとNEC Directのコラボレーションサイト“NEC Direct 24”に移動します。

 「LaVie G タイプTW」は、大画面でAVを楽しめるノートパソコンを設計コンセプトとし、NEC Directのラインナップに新たに加わったLaVieシリーズ最高峰に位置する製品だ。17インチワイド液晶ディスプレイというノートパソコンとしては大型の液晶ディスプレイを搭載し、自室はもちろん書斎やリビングなど、どんな場所にも調和するブラックを基調とした落ちついたデザインで、ハイグレード感に満ちたAVノートに仕上がっている。



「LaVie G タイプTW」。LaVie Gシリーズ最高峰に位置する、ハイグレードなAVノートパソコンだ

本革調の素材を採用したパームレスト部分。適度なクッション性もあり、柔らかな触り心地で快適なタイピングが行なえる
 高級感を醸し出しているボディは、見た目だけでなく使い心地や質感も重視して設計されているのも特徴だ。最も肌と本体の触れる時間の多くなるパームレスト部分は本革調の素材が使用され、適度なクッション性と触り心地のよい暖かみのある感触に仕上がっている。また、本体後部は底面のほうが奥行きがあり、背面は斜め上を向くような形で傾斜がつけられている。トライアングルデザインと呼ばれるこの傾斜は、背面にあるコネクタ類が上から見やすいよう、そして液晶を開くときに安定性が出るように配慮されたものだ。背面にはLANやAV関連などのコネクタ類が多数用意されているが、このデザインのおかげで真上からでもコネクタを目で確認しながら接続することができる。

 また、このトライアングルデザインはフロント部分にも施されており、シックなカラーリングの中にシャープさを感じさせる要因となっている。そのほかにも、AV操作用のキーをタッチセンサー式のクリアパネルで用意し見た目をスッキリさせたり、キーボードの黒部分と文字の白のコントラストを高め、さらにUVコーティングでテカリを抑えている。こうした、美しさと使いやすさを両立した「LaVie G タイプTW」は、NECが“プレミアムAVノート”と呼ぶのも頷けるところだ。キーボード両脇にあるスピーカ部分のシルバーが少々ミスマッチな感はあるものの、どんな場所でもインテリアとして自己主張するデザインと言えるだろう。



本体の背面および前面。背面のコネクタ類は、ドッキングステーションを装着したかのような雰囲気を受ける。TV関連の入出力端子はここにあり、アンテナ端子は付属の変換ケーブルで小型化して装着する
側面から見ると、トライアングルデザインのためもあり平行四辺形の形状だ。右に光ディスクドライブとオーディオ出力、USB、左にSD/メモリースティック/xDピクチャーカードに対応するメモリカードスロットとIEEE1394、PCカードスロットが用意される

大迫力の17インチワイド液晶と
それを活かす多彩なAV機能を搭載

 プレミアムAVノートと銘打つだけあり、液晶はデスクトップ向け外付け製品クラスの17インチワイドパネルという、ノートパソコンとしては最大級のものを搭載する。表示解像度はWXGA+(1440×900ドット)と、16:9のDVDムービーに最適なだけでなく、複数のソフトウェアの同時使用などでも有効であり、パソコンとしての使いやすさの向上にも大きく貢献している。“スーパーシャインビューEX液晶”と名付けられたこの液晶ディスプレイは、単に輝度が高いだけでなく、液晶TV並みの色彩表現力を持ち、光の3原色を色鮮やかに表示できる。さらに、色の切り替わりスピードを高速化する“LRTC”を採用し、動きの速いシーンでも残像や映像のブレを抑える工夫が施されている。ノートとは思えないほどの大画面、そして鮮やかさとシャープさは、これまでのAVノートとは段違いの迫力と美しさを提供してくれる。

 TV機能は本体に内蔵されており、デスクトップモデル同様に高画質エンジン“VISITAL(ビジタル)”を搭載するTVチューナカードを搭載する。色のにじみを抑える“3次元Y/C分離”、多重写りを軽減する“ゴーストリデューサ”といった定番の機能はもちろん、“10bit ADコンバータ”による総合的な画質アップ、細かなざらつきやゴミを除去する“デジタルノイズリダクション”、画面のゆがみを低減する“タイムベースコレクタ”など、デスクトップ向けハイエンドカードを凌ぐほどの高画質回路を装備し、クリアで美しい画像を録画できるようになっている。

 録画機能はハードウェアMPEG2エンコーダを搭載し、付属ソフトの「SmartVision/TV」または「MediaGarage」により受信/録画を行なえる。前者は一般的なユーザーインターフェイスを持つTV視聴・録画ソフトで、NEC製PCやTVキャプチャカード“SmartVision”シリーズでおなじみのものだ。これに対し「MediaGarage」は、すべての操作を付属リモコンで行なえる、いわゆる“10フィートUI”対応のAV視聴ソフトである。わかりやすいビジュアルと操作性を持つ家電ライクなインターフェイスで、PCになじみのないユーザーでも違和感なく操作できる。TV関連だけでなく、音楽CDの再生やデジタルカメラで撮影した画像をアルバム表示することもできるなど、さまざまなマルチメディアコンテンツを楽しむことが可能だ。

家電ライクなインターフェイスを採用する「MediaGarage」。付属リモコンですべての操作が行なえ、リモコン使用時の使い勝手も良好だ。TVの視聴や録画の他に、デジタルカメラの画像を表示させることもできる

 AV関連の操作は専用のリモコンが付属するほか、キーボード上にタッチセンサー式のAVコントロールボタンが用意されている。タッチセンサー式のためボタンはパネルと一体化しており、スタイリッシュな外観を損なうことなく手軽な操作が可能になっている。電源オフからWindowsを起動することなくTVやCD/DVDの視聴が行なえるインスタント機能も搭載済みで、パソコンを使ったことのない人でもワンタッチでAV機能をすぐに扱える。

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