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挑戦者から3.5インチHDDを2台内蔵できる自作NASキット「LANTANK」が登場

2005年06月02日 23時57分更新

文● 北村

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 アイ・オー・データ機器の自作パーツブランド“挑戦者”から以前紹介した自作NASキット「白箱」が「LANTANK」と名称を変えて登場した。3.5インチHDDを2台内蔵できる組み立て式のファイル&ストリーミング・サーバで、米アップル社の音楽管理ソフト“iTunes”や、ネットワークメディアプレーヤとの連携が可能となっている。

「LANTANK」
3.5インチHDDを2台内蔵できる組み立て式のファイル&ストリーミング・サーバ「LANTANK」
背面のインターフェイス
背面のインターフェイスは100/10BASE-Tと、データのバックアップやHDDの増設などに使用するUSB2.0×2

 3.5インチHDDを2台内蔵することで、2台分のHDD容量が1つの領域として認識される“スパンニング機能”を搭載。さらに、2台の同容量のHDDに同時にデータを書き込むことで、HDDクラッシュ時にデータを守る“ミラーリング機能”も搭載する。大容量にするか、ミラーにするかは初期セットアップ時に選択可能だ。また、背面のUSB2.0ポートにHDDを接続することによって記憶領域の増設ができる。内部では「Debian GNU/Linux」ベースのOSが動作しており、ユーザーによるカスタマイズも可能だ。
 便利な機能として、“iTunes”でMP3データの参照が可能な“mt-daapd”機能を搭載。“iTunes”を起動するだけでネットワーク上の「LANTANK」を認識するため、ミュージックサーバとして利用できる。また、MPEG、MP3、JPEGなどのファイルを、ネットワークメディアプレーヤで再生可能にする“wizd”機能を搭載するためAVサーバとしても利用できる。アイ・オー・データ機器製「AVeL Link Player」などのネットワークメディアプレーヤを使えば、PCがなくてもファイルを再生できる。本体サイズは約68(W)×265(D)×131(H)mm(突起部含まず)。価格はパソコンハウス東映とテクノハウス東映で1万8780円、クレバリー1号店とWwonderCityで1万8868円、俺コンハウスで1万9700円。

基板 パッケージ
ケース内の基板。メモリはHynix製、USBコントローラチップはNEC製“D720”LANコントローラチップはRealTek製“RTL8139”、IDEコントローラチップはACARD製“ATP865-A”“スパンニング/ミラーリング対応 ストリーミングサーバ組立キット”と書かれたパッケージ。玄人志向の「玄箱」にライバル出現か?
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