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日本HP、CAD/グラフィックス向けA2プラス対応インクジェットプリンター『HP Designjet 70』などエントリー向け2機種を発売

2005年05月30日 20時09分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は30日、CADやグラフィックス向けのA2プラスサイズ対応の大判インクジェットプリンターとして、エントリーモデル『HP Designjet 70(エイチピー デザインジェット70)』と、グラフィックス市場向けのエントリーモデル『HP Designjet 90r(エイチピー デザインジェット90アール)』の販売を開始すると発表した。『HP Designjet 70』は日本HP販売代理店と直販サイト“HP Directplusオンラインストア”で31日から販売し、価格は12万6000円、『HP Designjet 90r』は“HP Directplusオンラインストア”のみで6月上旬に販売を開始し、価格は13万6500円。

『HP Designjet 70』 『HP Designjet 90r』
『HP Designjet 70』『HP Designjet 90r』

新製品は、A1以上の大判プリンターを中心に販売してきた同社として初のA2プラス(458×610mm)対応大判プリンターで、ラインアップを強化することでカバーするビジネス規模やニーズを拡大するために投入するもの。

『HP Designjet 70』は、顔料系ブラックインクを採用しシャープな線画でCAD出力が行なえるようにするとともに、戸建住居の設計などに利用されるA2カット紙を連続給紙できるA2プラストレイを装備したのが特徴。新機能として、実際に出力するデータを印刷前に確認できる“印刷プレビュー機能”や、1つのピクセルにインクを複数回ドロップすることで濃淡の表現力をアップする“HP カラーレイヤリングテクノロジ”を搭載している。用紙サイズはISO A6からA2プラスまで対応しており、プリント速度はA2で約44秒。最高解像度は1200×600dpiで、インクは4色インク(顔料:ブラック、染料:シアン/マゼンタ/イエロー)を採用。距離精度は±2%。本体サイズは幅890×奥行き420×高さ225mm、重量は約17kgで、机の上に設置して使用することもできるとしている。インターフェースはUSB 2.0/1.1、パラレルに対応し、10/100BASE-TXはオプション。ページ記述言語はHP PCL3-GUIを採用しており、Windows XP/2000/Me/98 SE用とWindows Server 2003用、Mac OS 9.1以降用、MacOS X 10.1.5以降用のドライバーソフトが付属する。電源はAC100~240Vで消費電力は動作時49.5W(待機時13.9W)。動作音は50dB(待機時37dB)。ロール紙にはオプションで対応可能。

『HP Designjet 90r』は、6色インクによる忠実で鮮やかな色再現性と約82年の耐光性を持つ独自の“Vivera(ビベラ)”ブランドのインクに対応し、ポスターやPOPなどの用途でニーズの高いロール紙対応ユニットを搭載したのが特徴。用紙の交換や環境(温度や湿度)の変化による色の変容を抑えて安定した色再現を行なうための“カラーキャリブレーション”機能も搭載している。最高解像度は2400×1200dpiで、インクは6色染料インク(ブラック/シアン/マゼンタ/イエロー/ライトシアン/ライトマゼンタ)を採用。本体サイズは幅890×奥行き420×高さ225mm、重量は約19.5kg。インターフェースはUSB 2.0/1.1、パラレルで、10/100BASE-TXはオプション。ページ記述言語はHP PCL3-GUIを採用し、オプションでPostScript 3にも対応。電源はAC100~240Vで消費電力は動作時65W(待機時22W)。動作音は50dB(待機時37dB)。

同社では新製品と既存製品の一部を対象とした“HPグラフィックプリンタお試しキャンペーン”と“HP Designjet 30/90r/130 Directplus専用台数限定キャンペーン”を実施するとしている。

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