デル、HDDを搭載しない法人向けパソコン『Dell ThinPC』を発売――ソリューション“Dell ThinPC Solutions”で提供
2005年05月25日 16時27分更新
デル(株)は25日、企業向けデスクトップパソコン“OptiPlex(オプティプレックス)”の新製品として、HDDを搭載しない『Dell ThinPC』の販売を6月2日に開始すると発表した。併せて、対応したソリューション“Dell ThinPC Solutions”の提供も開始する。
『Dell ThinPC』は、シンクライアント(Thin Client)などの専用端末と異なり、HDDを搭載していないほかは通常のパソコンと同じで、HDDを追加すれば通常のパソコンとして利用できるのが特徴。本体に記憶媒体を持たず、USBポートなどの各種データポートをサーバーから一元管理できるため、情報漏えい対策が行なえるシンクライアントのメリットに加え、Windows XP Professional SP2やHTテクノロジ対応Pentium 4などの最新の業界標準のテクノロジーを利用でき、アップグレードも容易というメリットがあるとしている。
『Dell ThinPC』は、筐体に省スペース型BTX準拠モデルを採用し、Pentium 4-3.0GHzを搭載。メモリーは最大4GB(DDR2 SDRAM)でネットワークインターフェースは10/100/1000BASE-TXをオンボードで搭載する。価格は7万9000円。B.T.O.に対応しており、光ドライブやメモリーなどをカスタマイズすることもできる。
同社では、『Dell ThinPC』とソリューション“Dell ThinPC Solutions”の導入にあたって、技術コンサルティング部門“デル・プロフェッショナル・サービス事業部(DPS)”が導入計画/設計/実装から運用/管理/保守までのトータルなコンサルテーションを提供するという。
