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アライドテレシス、クラスベースQoSやWANロードバランス機能を搭載したVPN対応ブロードバンド&ISDNルーター『CentreCOM AR550S』を発売

2005年05月23日 23時19分更新

文● 編集部

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アライドテレシス(株)23日、VPN対応のブロードバンド&ISDNルーター『CentreCOM AR550S』の出荷を6月中旬に開始すると発表した。価格は10万4790円。

『CentreCOM AR550S』
『CentreCOM AR550S』

『CentreCOM AR550S』は、WANポートを2系統(10/100BASE-TX×各1ポート)、LANを1系統(10/100BASE-TX×5ポート)、ISDN(PRI/BRI)を装着できる拡張スロット×1を装備したVPN対応のブロードバンドルーター。WANポートは一方をブロードバンド回線(光ファイバーや広域イーサネット)、もう一方をDMZとしたり、2ポートともWAN回線に接続することが可能で、拡張スロットにPRI/BRIを装着すればISDN回線をバックアップ用に利用することもできるのが特徴。プロセッサーにはPowerPC-533MHzを採用し、メインメモリーは64MB。通信速度は、VPN(IPsec)/ENAT/ファイアーウォール使用時でもほぼ100Mbps(同社測定値)のスループットを持つとしており、512Bの短いパケット長でも高速な通信が行なえるという。

また、回線を効率的に利用するための機能として、“クラスベースQoS機能”と“WANロードバランス機能”を搭載。“クラスベースQoS機能”は、帯域制御/帯域制限/輻輳制御/優先制御/マーキング(プライオリティー値の書き換え)などが行なえる機能で、VoIPなどのリアルタイム性が必要なアプリケーションの優先度を高めるといったことが可能。“WANロードバランス機能”は、オプションのフィーチャーライセンス『AT-FL-15』を購入することで、通信の負荷分散や回線の二重化を行なう機能。光ファイバー(100Mbps)を2回線同時接続することで帯域幅と信頼性を大幅に向上できるという。『AT-FL-15』も6月中旬発売で、価格は3万1290円。

そのほか、従来からのコマンドラインインターフェースだけでなく、日本語対応のウェブインターフェースに対応しており、GUIを利用して設定や運用管理が行なえるようになった。本体サイズは幅305×奥行き182×高さ44m、重量は1.9kg。電源はAC100~240V。消費電力は19W(最大25W)。

同社では発売を記念して、BRI/PRIの各モジュールをキャンペーン価格で提供する“ISDNバックアップキャンペーン”を7月末日まで実施する。価格は、PRIモジュール『CentreCOM AR020』(10万2900円)が5万円、BRIモジュール『CentreCOM AR021 V2』(3万7800円)が1万円。

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