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インテル、デュアルコアCPU“Pentium D”シリーズとIntel 945チップセットシリーズを発表――対応マザーボードも登場し、デュアルコアCPU環境が出揃う

2005年05月27日 12時08分更新

文● 編集部 小西利明

デュアルコア搭載のPentium Dのイメージ写真
デュアルコア搭載のPentium Dのイメージ写真
Pentium DのCPUを掲げるインテル 代表取締役共同社長の吉田和正氏
Pentium DのCPUを掲げるインテル 代表取締役共同社長の吉田和正氏

インテルは27日、デスクトップパソコン向けのデュアルコアCPU“Pentium D”シリーズなどCPU 4製品と、対応チップセット、およびマザーボードなどを発表。同日出荷を開始した。既報のとおり、秋葉原のパーツショップなどではすでに販売が開始されている。先に発表されていたハイエンド向けデュアルコアCPU『インテル Pentium プロセッサ エクストリーム・エディション 840』(Pentium EE 840)に続いての登場で、またライバルである米AMD(Advanced Micro Devices)社も、すでにデュアルコアCPUの“デュアルコアAMD Opteronプロセッサ”“AMD Athlon 64 X2”を発表しており、Pentium Dの登場によりいよいよ本格的なデュアルコアCPUの時代が幕を開けたと言える。

発表されたCPUは以下の4製品。なお価格は1000個受注時の単価である。



インテル Pentium Dプロセッサ 840
デュアルコア/クロック周波数3.20GHz/5万7180円
インテル Pentium Dプロセッサ 830
デュアルコア/クロック周波数3GHz/3万4090円
インテル Pentium Dプロセッサ 820
デュアルコア/クロック周波数2.80GHz/2万6000円
インテル Pentium 4プロセッサ 670
シングルコア、ハイパー・スレッディング対応/クロック周波数3.80GHz/8万7930円
Pentium Dのダイ写真
Pentium Dのダイ写真

Pentium Dシリーズは1つのCPUダイ上に2つのCPUコアを備えるデュアルコアCPUである。基本的なアーキテクチャーはPentium EE 840とほぼ同様で、各コアはシングルコアの現行Pentium 4(コード名Prescott)と同様のアーキテクチャーを備える。それぞれのコアには1MBの2次キャッシュメモリーとシステムバスインターフェースが備わる。省電力技術の“拡張版インテルSpeedStepテクノロジ”(EIST、Pentium D 820は非対応)や64bit拡張技術“インテル エクステンデッド・メモリ64テクノロジ”(EM64T)にも対応している。ただしPentium EE 840とな異なり、“ハイパー・スレッディング・テクノロジ”には対応しない。同社ではPentium Dを中核にしたプラットフォームをデジタルホーム向けの製品に位置づけており、マルチスレッドアプリケーションや家庭内でのマルチユーザー環境下などで、優れたパフォーマンスを発揮するとしている。。Pentium Dの主な仕様は以下のとおり。



     
  • 内蔵2次キャッシュ容量:2MB(各コアに1MBずつ)
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  • システムバスクロック周波数:800MHz
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  • 拡張版インテルSpeedStepテクノロジ対応
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  • 64bit拡張技術対応
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  • エグゼキュート・ディスエイブル・ビット(NXbit)対応
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  • 製造プロセス:90nm
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  • トランジスター数:約2億3000万個
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  • ダイサイズ:約206mm2
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  • パッケージ:LGA775
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  • TDP:135W(3.20GHz、3GHz)
インテルが想定するデジタルホームパソコンの使用イメージ。多数の異なるソフトウェアが同時に実行されるとする 同クロックのPentium D(左)とPentium 4による、H.264/AVCのソフトウェアエンコードデモ。Pentium Dに最適化されたエンコーダーにより、倍以上の速度でエンコードを行なった
インテルが想定するデジタルホームパソコンの使用イメージ。多数の異なるソフトウェアが同時に実行されるとする同クロックのPentium D(左)とPentium 4による、H.264/AVCのソフトウェアエンコードデモ。Pentium Dに最適化されたエンコーダーにより、倍以上の速度でエンコードを行なった

一方のPentium 4 670-3.80GHzは、シングルコア/ハイパー・スレッディング対応のCPUである。クロック周波数は3.80GHzで、Pentium 4では最速の製品となる。内蔵2次キャッシュメモリーは2MB。EISTやEM64Tにも対応する。システムバス周波数は800MHz。

Pentium Dに対応するチップセットは、すでに発表済みのIntel 955X Expressチップセットに加え、新たにIntel 945G/P Expressチップセットが発表された。メモリーコントローラーハブの“Intel 82945G GMCH”または“Intel 82945P MCH”と、I/Oコントローラーハブの“Intel 82801GR”(ICH7R)または“Intel 82801GB”などで構成される。1000個受注時の価格はIntel 945G Expressが4530円、Intel 945P Expressが4100円。主な仕様は以下のとおり。

     
  • 対応システムバス周波数:1066MHz、800/533MHz
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  • 対応メモリー:デュアルチャネル DDR2-667/533/400MHz
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  • グラフィックスI/F:PCI Express x16
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  • 内蔵グラフィックス機能:Intel GMA 950(945Gのみ)
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  • メディアカード(ADD2+)対応(945Gのみ)
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  • インテル アクティブ・マネジメント・テクノロジ対応
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  • HDDコントローラー:シリアルATA II 3Gbps×4ポート、RAID 0/1/5/10対応(ICH7Rのみ)、パラレルATA(Ultra ATA100)×1
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  • 拡張I/F:PCI Express x1×6、USB 2.0×8
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  • オーディオ機能:インテル ハイ・デフィニション オーディオ対応(最大8ch)
Intel 945チップセットを使ったプラットフォームの構成図。デュアルコアCPU対応だけでなく、グラフィックス機能やI/O関連も強化されている
Intel 945チップセットを使ったプラットフォームの構成図。デュアルコアCPU対応だけでなく、グラフィックス機能やI/O関連も強化されている

チップセットの機能で注目される点は、945Gが内蔵するグラフィックス機能関連の仕様に多い。まず内蔵グラフィックス機能のIntel GMA 950だが、基本的にはIntel 915G Expressなどに内蔵されている“Intel GMA 900”の強化版だが、対応メモリーの高速化、ハードウェアによるDirectX 9バーテックスシェーダー内蔵などの機能強化により、3Dグラフィックベンチマークソフト『3DMark 05』ではIntel 915Gと比べて、“Over All”のスコアが2倍に向上しているという。また垂直解像度1080ドットでのデュアルディスプレー表示にも対応した。さらにIntel 945Gでは、PCI Express x16インターフェースに装着するTVチューナーオプションカード(ADD2+カード)にも対応している。

Intel GMA 950の主な特徴と性能評価。メモリー帯域幅の拡大とバーテックスシェーダーの搭載などにより、パフォーマンスは大きく向上したという
Intel GMA 950の主な特徴と性能評価。メモリー帯域幅の拡大とバーテックスシェーダーの搭載などにより、パフォーマンスは大きく向上したという

もうひとつの特徴が、“インテル マトリックス・ストレージ・テクノロジ”と呼ばれるRAID機能の強化だ。I/OコントローラーにICH7Rを搭載するシステムでは、ICH7R内蔵機能と専用ソフトウェアの組み合わせにより、従来からある2ポートのシリアルATA(SATA) HDDを利用したRAID 0/1に加えて、4ポートのSATA HDDを利用して耐障害性に優れたRAID 5やパフォーマンスと耐障害性を兼ねるRAID 10などを利用可能になった。

ICH7Rの持つRAID機能の特徴。最大4ポートのSATAインターフェースを使い、RAID 5やRAID 10も実現可能に
ICH7Rの持つRAID機能の特徴。最大4ポートのSATAインターフェースを使い、RAID 5やRAID 10も実現可能に

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