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NTT Com、ネットワーク電話帳を利用できるIP電話サービス“Click to Connect”を発表

2005年05月19日 23時47分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は19日、ネットワーク電話帳機能とIP電話サービスを組み合わせた新サービス“Click to Connect”の受け付けを20日に開始すると発表した。

利用イメージ
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“Click to Connect”(C2C:シー・トゥー・シー)は、iモードやインターネットを利用して、電話番号情報を管理する専用サイト“ネットワーク電話帳”で発信元電話番号を選択し、通話先電話番号をクリックすると、同社のIP電話網から発信元と通話先の電話番号を呼び出して通話を確立するサービス。これにより、個々の携帯電話機での番号情報管理が不要になるほか、一般固定電話/PHS/IP電話などとの通話がIP電話の050番号だけで行なえるようになるという。

“Click to Connect”では、通話相手の番号情報がネットワーク電話帳に保存されるため、携帯電話機の紛失などによる個人情報漏えいの危険を回避できるうえ、発信する電話の種類が異なっても相手には050番号が通知されるため、個人の番号情報の流出も防止できるとしている。また、通常の発信とC2Cを使い分けることで、通話料金の分計も可能としており、個人所有の携帯電話を業務用通話に利用する場合、業務用通話にC2Cを利用すれば、通話料金の公私分計が可能としている。

専用ツールとして、パソコンのウェブブラウザーに表示されている電話番号からクリック操作だけでC2C発信が行なえる汎用ソフトや、ネットワーク電話帳の内容を携帯電話機にダウンロードし、そこからC2C発信が行なえる携帯アプリを提供する。そのほか、ネットワーク電話帳から相手先を選択して3者通話を行なう機能や、オプションとして、グループウェアの電話帳などからC2C発信を行なえるようにするインターフェース機能なども提供する予定という。

基本料金は、050番号あたり1050円(最大200円の無料通話ぶんを含む)。基本料金ボリュームディスカウントも用意されており、番号数が51~100では番号あたり945円(割引率10%)、101~250では同892.5円(同15%)、250~500では同840円(同20%)、501~では同787.5円(同25%)。通話料金は、接続先が一般固定電話の場合3分8.4円、携帯電話の場合1分18.375円、PHSの場合1分10.5円/1通話ごとに10.5円、IP電話の場合3分8.4円となる。初期費用は、基本工事料金が1050円、交換機工事料が1万6800円(ネットワーク電話帳構築料含む)、番号追加登録料が735円。ネットワーク電話帳追加工事料は1万件ごとに1260円。

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