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富士通、SPARC64 V-2.16GHzを搭載したUNIXサーバー『PRIMEPOWER 1500』など5モデルを発売

2005年05月17日 23時15分更新

文● 編集部

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富士通(株)は17日、動作周波数が2GHzを超えたRISCプロセッサー“SPARC64 V”を搭載したUNIXサーバー“PRIMEPOWER(プライムパワー)”として5モデルを開発し、同日付けで販売を開始すると発表した。

ラインアップは、SPARC64 V-2.08GHz×8を搭載した『PRIMEPOWER 2500』、2.16GHz×4を搭載した『PRIMEPOWER 1500』と『PRIMEPOWER 900』、2.02GHz×4を搭載した『PRIMEPOWER 850』、2.02GHz×2を搭載した『PRIMEPOWER 650』。価格は順に、1億1585万円から、3144万円から、2846万円から、2617万円から、1016万円から。出荷開始は、PRIMEPOWER 2500/1500/900が6月中旬、PRIMEPOWER 850/650が6月初旬。

『PRIMEPOWER 2500』 『PRIMEPOWER 650』
『PRIMEPOWER 2500』『PRIMEPOWER 650』
PRIMEPOWER新モデル

『PRIMEPOWER 2500』は、SPARC64 V-2.08GHz×8、8GBのメモリー、73GBのディスクを搭載した最上位モデル。128CPU構成と同社製のストレージシステム『ETERNUS3000』を組み合わせた場合、同時アクセスユーザー数が2万1000の世界最高性能を達成したというのが特徴。電源ユニットやシステムボードなどの主要コンポーネントを二重化するとともに、電源オンの状態でシステムボードやHDD、電源ユニット、ファンなどを交換できる“活性交換機能”を搭載するほか、最大15の区画に独立したOS環境を構築できるハードウェアパーティション機能を搭載しており、障害発生時にもほかのシステムに影響を及ぼさないようになっている。さらにOS(Solaris 10)の機能である仮想化技術“Solarisコンテナ”により、各区画のOSを最大8191個まで仮想的に分割でき、仮想的に分割されたOSの追加/削除はOSをインストールせずに行なえるという。また、PRIMEPOWER 2500/1500/900では、あらかじめ搭載している予備プロセッサーの使用権を購入することで必要に応じて短時間で処理能力を強化できる“CoD(Capacity on Demand)モデル”にも対応している。

『PRIMEPOWER 1500』と『PRIMEPOWER 900』は、ともにSPARC64 V-2.16GHz×4、4GBのメモリー、73GBのディスクで構成され、筐体が異なるモデル。『PRIMEPOWER 850』は、SPARC64 V-2.02GHz×4、2GBのメモリー、73GBのディスクを搭載したモデル。『PRIMEPOWER 650』は、SPARC64 V-2.02GHz×2、4GBのメモリー、73GBのディスク×2を搭載したエントリーモデル。

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