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【こちら秋葉原一丁目ホームページ】Act.0004「秋葉原クロスフィールド」(後編)

2005年05月01日 18時14分更新

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コミケと秋葉原

山本氏

――秋葉原を訪れる人種も変わってきています。“アキバ系”という言葉がありますが、意外に複雑ですよね。オタクだけじゃなくて、ちょっとストリート系っぽいというのか、上野じゃ嫌だという若者が集まったり、そこが、いまの秋葉原のとても不思議なところだと思います。

【山本】実は、コミックマーケットのサテライトをやったらどうかという話はあります。地方からコミケに来る人は、まず初日にコミケに行って、次の日の朝に秋葉原に寄ってからコミケに行くというルートがあるらしいです。必ず、秋葉原に寄る。だからここでもサテライト的なものをやってもいいのではという話がある。ただ、いかがなものかという人もいるのですが。

――コミケの米澤代表は、私は長い付き合いなのですが。彼らは、みんなで同人誌販売会を開いていた、「みんなのコミケ」というようなことをよく言っていましたよね。いまは、株式会社なわけですが。おそらく秋葉原にあるマンガ同人誌の専門店との間に、見えない線があると思いますね。人種といえば、海外の会社でクロスフィールドに興味を持っているところはないのですか?

【山本】ダイビルは下半分は産学連携、上半分は日立製作所。こちらは、どちらかというとハードメーカーを主体的に検討していただいていて、外資も含めていろいろです。東アジア系の周辺機器を作られている会社も入られます。

――台湾のメーカーですか?

【山本】秋葉原というのは、彼らのマーケティングの場でもあるんです。彼らは、たとえば性能は十分なところに来ていると感じているけど、デザインは日本メーカーに追いついていないと感じている部分があるそうです。それで、毎週秋葉原に来て、どういうデザインが人気なのか。とくにノートパソコンなんか、そうでしょうね。性能は追いついているけど、見た目のスタイリッシュな感じとか。写真をバチバチ撮って帰っている。そんなわけで、インターナショナルなイベントも出てくると思います。韓国系企業が韓国の製品のイベントをやるとか面白いのではないでしょうか? メッセやビッグサイトでは、立派なイベントはできるけど動員するのにどうするか考えなきゃいけないケースがあるでしょう。秋葉原では、やっているから寄ってみようと人が集まるということになる。



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