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Endeavor NT9000Pro

Endeavor NT9000Pro

2005年04月28日 19時58分更新

文● 鈴木雅暢

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新Centrinoモバイルテクノロジ“Sonoma”に対応

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『Endeavor NT9000Pro』は、エプソンダイレクトのノートパソコンラインナップに新たに加わったA4フルサイズのノートだ。これまでの最上位モデル『Endeavor NT7200Pro』のさらに上位に君臨する新しいハイエンドフラッグシップモデルとして位置づけられており、開発コードネーム“Sonoma”の名で知られるIntel最新のCentrinoモバイルテクノロジ(※1)を採用。デスクトップPCに迫る高性能とノートPCならではの可搬性を両立しているのが特徴だ。他のEndeavorシリーズ同様に、スペックはB.T.O.による柔軟なカスタマイズが可能。液晶のサイズ/解像度は、NT7200Pro同様に、15.4インチWUXGA(1920×1200ドット)ワイドと15インチSXGA+(1400×1050ドット)の2種類が選択できる。

※1 無線LANモデルのみ



FSB533MH、デュアルチャンネルDDR2-533、PCI Expressをサポート
Sonomaプラットフォームをフルに生かした最新最高速のシステム構成

注目のスペックから見ていこう。システムの核となるチップセットには、Intel 915PM/ICH6-Mチップセットを採用している。915PMはデスクトップ向けIntel 915Pチップセットのモバイル版にあたるもので、機能はほぼ同等。これまで2世代遅れていたモバイルのプラットフォームテクノロジもデスクトップにようやく追いついている。

FSB533MHzのPentium M対応しており、B.T.O.でのCPU選択肢は最新最高速のPentium M 770-2.13GHzを筆頭に、5種類のFSB533MHz対応Pentium Mが用意されている。また、915Pチップセットは複数のメモリー規格をサポートしているが、本製品ではそのなかでも最高速のDDR2-533(PC2-4200 DIMM)のデュアルチャンネルに対応する。メモリー帯域は8.53GB/秒とデスクトップマシンに匹敵し、FSBが533MHzにアップしたPentium Mの性能をフルに生かすことができる。

GPUには、NVIDIAのGeForce Go 6600 64/128が選択可能。特に128MBのビデオメモリーを搭載する後者は、最新の3Dゲームも快適にプレイするだけの高いポテンシャルを持つ。ベンチマークテストの結果はページ末にまとめて掲載しているが、FinalFantasy XIが快適に動作するのはもちろん、DOOM3などより負荷の高いDirectX 9対応の最新ゲームも楽しめる。

また、サウスブリッジのICH6-MはシリアルATAインターフェイスをサポートするため、本製品もシリアルATA対応の最新HDDを採用。回転速度も5400rpmと高速で、1つ1つの作業のレスポンスが非常に快適だ。

光学ドライブは、B.T.O.ではコンボドライブのほか、DVD+R DLを含め、すべてのDVDメディアの書き込みに対応したスーパーマルチドライブも選べる。ドライブベイは着脱式となっており、オプションのセカンドHDDモジュールやセカンドバッテリモジュールと交換することも可能。テレビ番組の保存用にセカンドHDDを利用したり、電源が確保できない環境で長時間作業したい場合など、さまざまなシチュエーションに対応できる。

ベンチマークテスト結果

ベンチマークテストに使用したマシンのスペックは、Endeavor NT9000がPentium M 760/DDR2-533デュアル/GeForce Go 6600(128MB)、比較対照用のEndeavor NT7200ProがPentium M 765/DDR333/MOBILITY RADEON 9700(128MB)

【PCMark04 1.3.0】CPUのクロックがNT9000Proのほうが100MHz低いため総合スコア(PCMark)とCPUの項目はNT7200Proに負けているが、それ以外は、メモリーで17%、グラフィックスで29%、HDDで10%とそれぞれ大きくスコアをあげており、プラットフォーム全体としてのパフォーマンスアップが見て取れる
【3DMark03 3.6.0】DirectX 9対応のベンチマーク。最新のGPUを搭載するNT9000ProのほうがNT7200Proよりも38%も高速になっている
【FinalFantasy XI OfficialBenchmark Vanadiel Bench3】CPUのクロックがNT9000のほうが100MHz低いにもかかわらず、最新GPUの効果でHIGHでは11%も高速になっている。絶対スコアとしても優秀な数値で、十分快適にプレイできる
【DOOM3】iD Softwareの人気ファーストパーソンビューシューティング。負荷の高い描画処理が使われていることで知られるゲームだが、CPU、GPUともに強化されているNT9000Proならば十分にプレイ可能だ

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