ASUSTeKから“nForce4 SLI Intel Edition”を搭載する初のLGA775対応マザーボード「P5ND2-SLI Deluxe」が登場した。同社製チップセットでは初のインテル製CPU対応製品。LGA775環境でSLIが構築可能となるのが特徴だ。
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“nForce4 SLI Intel Edition”を搭載する初のLGA775対応マザーボード「P5ND2-SLI Deluxe」 |
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“nForce4 SLI”搭載のSocket 939モデルではうるさいと指摘されていたチップセットは嬉しいファンレス仕様 |
“nForce4 SLI Intel Edition”は、言ってしまえばAthlon 64対応チップセット“nForce4 SLI”のインテル版といえる製品だ。SLI対応(1枚装着するときはPCI Express x16。2枚装着する際にはそれぞれにPCI Express x8となる)はもとより、セキュリティ機能である“NVIDIA ActiveArmor”など“nForce4 SLI”と同じ機能を持つ。その他、FSBは1066MHz、対応メモリはデュアルチャンネルDDR2 400/533/667というもの。
発売された「P5ND2-SLI Deluxe」は、今月2日に行われたASUSTeK主催の新製品発表会でサンプル展示されたものとほぼ同じだ。“nForce4 SLI”搭載のSocket 939モデルではうるさいと指摘されていたチップセットはファンレス仕様となる。拡張スロットはPCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×3という構成。2本のPCI Express x16スロットの間には、お馴染みとなったSLI/シングルモードの切り替えを行なうセレクターカードも確認できる。また4本搭載するDDR2 DIMMは、チップセットサポート外のDDR2 720(PC2-5800)まで搭載可能。64bit対応OSで最大8GB、32bit対応OSで最大4GBまで対応という記述もある。
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2本のPCI Express x16スロットの間には、お馴染みとなったSLI/シングルモードの切り替えを行なうセレクターカードも確認できる | | なんと4本搭載するDDR2 DIMMは、チップセットサポート外のDDR2 720(PC2-5800)まで搭載可能。さらには64bit対応OSで最大8GB、32bit対応OSで最大4GBまで対応という記述も見える |
その他、IEEE1394や8チャンネルサウンド、デュアルギガビットイーサネット、Serial ATA IIは6ポート搭載。ユニークなのがそのSerial ATA II対応インターフェイスで、6つのうち4個はSouth bridge周辺。さらに残りの2つは、1つがNorth bridgeすぐ近く、もうひとつが外付けを想定したのか背面ブラケットに用意されている点だ。同社ではこれを“SATA on the Go”と呼んでおり、近日中に発売が予定されている“i955X”搭載マザー「P5WD2 Premium」でも採用している。
人気のSLIがついにPentium 4で使用できるというこの製品の注目度は高く、ゴールデンウィークの目玉といいたいところだが、流通量はごく少量といった印象。再入荷がなければ、連休前には残念ながら完売となるだろう。価格はBLESSで2万7800円(完売)、TSUKUMO eX.で2万7480円(完売)、ZOA秋葉原本店で2万9800円(今週末発売予定)、T-ZONE.PC DIY SHOPで今週末発売予定となっている。
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Serial ATA II対応インターフェイスは6つのうち4個はSouth bridge周辺。さらに残りの2つは、1つがNorth bridgeすぐ近くに | | “SATA on the Go”と名付けられた外付け用Serial ATAポート |
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