トレンドマイクロ(株)は24日、同社製のウイルス対策ソフト“ウイルスバスター”の製品テストが不十分だったことから、ユーザーのパソコンの動作が遅くなったり、使用できなくなったりした原因とその対策について発表した。
これは、ウイルスパターンファイル“ウイルスパターンファイル 2.594.00”において、数種類のRBOTの検出率を高めるためにファイル判定パターンを追加したことで、OSと組み合わせた場合に不具合が生じたもの。パソコンの動作が遅くなったり(CPU稼働率100%)、動作しなくなったりした場合には、セーフモードで起動し、製品がインストールされているフォルダーからLPT$VPN.594のファイルを削除し、通常モードで再起動したのち、修正版の“ウイルスパターンファイル 2.596.00”にアップデートすれば修復できるという。
同社では25日、23日から25日16時までに、サポートセンターに一般から29万200件、法人から2万9700件の問い合わせがあったとしている。