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キューブ型ならぬ“チューブ型”!? ユニークな形状をしたベアボーンPC「Piston」がFICから登場!!

2005年04月15日 22時49分更新

文● 増田

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 キューブ型ならぬ“チューブ型”とでも言うべきユニークな形状をしたベアボーンPC「Piston」(型番:PS-P4B915G)がFICから登場した。写真のように見た目のインパクトはかなりのもの。サンプル版が入荷したTSUKUMO eX.では明日から展示を行なう予定だ。

Piston
FIC製のキューブ型ならぬ“チューブ型”ベアボーンPC「Piston」(PS-P4B915G)
横から
円柱を寝かせたような筐体。なんとなくサイバーなデザインで、むかしミニコンポで似たような製品を見たことがあるが、これはPC

 この製品はサイズ230(W)×230(H)×365(D)mmの円柱を寝かせたような筐体に“i915G”+“ICH6”チップセットを採用したLGA775対応Pico BTXフォームファクタのマザーボード「P4B915G」を搭載したもの。丁度、円柱内部を半分に仕切るような形でマウントされたマザーボードは、拡張スロットがPCI Express x16×1(ライザーカード使用)、Mini PCI×1、DIMM×2(DDR400/最大2GBまで)という構成。チップセット統合のVGA機能をはじめ、8チャネルサウンド、IEEE 802.11b/gワイヤレスLAN、ギガビットイーサネット、IEEE 1394、Serial ATAなどがオンボードとなっている。
 CPUクーラーはヒートパイプを採用した大きめのもので、背面に排気する仕組み。マザーで仕切られた下半分には3.5インチHDD用ベイや、筐体に合わせて設計されたと思われる特殊形状の240W電源、TVチューナーカード、さらにはサブウーファーも装備している。

内部を横から P4B915G
内部を横から見る。搭載マザーが、円柱内部を半分に仕切るような形でマウントされている。ちなみに右側がフロント搭載マザーはFIC製Pico BTXフォームファクタ「P4B915G」。チップセットに“i915G”+“ICH6”を採用したLGA775対応の製品。PCI Express x16スロット(写真右下)はライザーカードを使用する
底面部 背面
こちらは底面部。サブウーファーや電源、3.5インチHDD用ベイを搭載。なお、円形のためバランスが気になるが、底面側にしっかりと重心はかかっているので意外に安定している。と言っても転がそうと思えば普通に転がるので注意背面インターフェイス群。VGA機能をはじめ、8チャネルサウンド、IEEE 802.11b/gワイヤレスLAN、ギガビットイーサネット、IEEE 1394など豊富に装備している

 内蔵スピーカーのほかに7in1カードリーダライタも備えたフロントには、時刻や温度、再生中の音楽の音量、再生時間などがLEDで表示されるというミニコンポのような演出も。LITEON製のコンボドライブ「SOHC-4832K」を標準で搭載し、付属のリモコンによってDVD/音楽などの再生が可能と機能は満載だ。
 なお、ショップに配布された資料によると対応CPUはPentium 4-3.8GHzまでとなっているが、電源容量が240Wということを考慮すると少々不安。ただ、デザイン的にはインパクトがあり、購入しないまでも一見の価値ありといった製品だ。明日から展示予定のTSUKUMO eXでは5月入荷予定として予価6万6780円で予約受付中。また、高速電脳でも予価6万4800円で予約を受付中だ。

240W電源 持ってみる
筐体に合わせて設計されたと思われる特殊形状の240W電源。対応CPUはPentium 4-3.8GHzまでということだが、環境に合わせて搭載パーツを選びたいこんな感じで持ち運びにも便利?重量は定かではないが、かなり重い。持っていると腕がプルプルしてくる
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