アップルコンピュータ(株)は12日、Macintosh用OS『Mac OS X(マックオーエステン)バージョン10.4 “Tiger”(タイガー)』の店頭販売を29日の午後6時に開始すると発表した。価格は1万4800円。同じ家庭内で使用する条件の5ユーザーライセンス版『Mac OS X Tigerファミリーパック』も用意され、価格は2万2800円。直販サイト“Apple Store”では12日に予約販売を開始した。また、新たにMacintoshを購入したユーザー向けに『Mac OS Up-To-Dateアップグレードパッケージ』も提供し、価格は送料のみの1980円。
左下がスティーブ・ジョブズ(Steave Jobs)氏 | “Spotlight” | “Dashboard” | ||
1月に開催された“Macworld Expo 2005”のデモの様子 |
Mac OS X “Tiger”では、パソコン内(デスクトップ)検索機能の“Spotlight”や新デスクトップ環境の“Dashboard”を搭載しており、H.264対応のビデオ会議ソフト『iChat AV』や、ワークフローアプリケーション『Automator』も用意されているのが特徴。対応機種は、PowerPC G5/G4/G3と256MB以上のメモリー、FireWire(IEEE 1394)インターフェースを内蔵したモデルが必要(マルチウェイビデオ会議にはPowerPC G5またはデュアルPowerPC G4-1.0GHz以上が必要)。
Mac OS X “Tiger” | Mac OS X Server “Tiger” | |
製品パッケージ(英語版) |
併せて、サーバー向けOS『Mac OS X Server(マックオーエステンサーバ)バージョン10.4 “Tiger”(タイガー)』の販売も29日に開始する。価格は10クライアント版が5万2000円、Unlimitedクライアント版が9万8000円。ソフトウェア自動送付サービスに加入している場合は、サービス契約からTiger Serverを受け取ることができる。同社ではボリュームライセンスも用意しているという。また、新たにラックマウントサーバー『Xserve G5』を購入した場合は『Mac OS Up-To-Dateアップグレードパッケージ』を発送手数料の1980円で購入できる。
対応機種は、Xserve G5のほか、PowerPC G5/G4/G3と256MBのメモリー、FireWireインターフェースを内蔵し、4GB以上のHDD空き容量を持つモデル。