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富士通、セキュリティーを強化した企業向けデスクトップパソコンの新ラインアップ“FMV-ESPRIMO”を発売――ノートパソコン“FMV-LIFEBOOK”も

2005年04月12日 17時55分更新

文● 編集部

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富士通(株)は12日、企業向けパソコンの新製品として、デスクトップの“FMV-ESPRIMO”全6シリーズ20機種と、ノート“FMV-LIFEBOOK”全9シリーズ18機種の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は、“FMV-ESPRIMO”が『FMV-C5200』の7万8000円(税別)から、“FMV-LIFEBOOK”が『FMV-C8200』の12万6000円(税別)から。出荷開始は5月中旬から。

“FMV-ESPRIMO”

“FMV-ESPRIMO”
“FMV-ESPRIMO”

“FMV-ESPRIMO”は、同社のグローバルブランド“ESPRIMO(エスプリモ)”の国内向けラインアップとして提供する、これまで“FMV”ブランドで販売されていたデスクトップパソコン。セキュリティー機能が強化されており、本体のUSBや記録型光ドライブなどの接続(ポート)を無効とすることで情報の不正な持ち出しを防ぐ『Portshutter(ポートシャッター) V1 rel.2』や、廃棄や譲渡の際にHDD上のデータをNATO規格準拠の書き込み方式(7回上書き)で消去できる『ハードディスクデータ消去ツール』が全機種に搭載されているのが特徴。さらにカスタムメイドで、セキュリティーチップや、複数のID/パスワードを格納できる“スマートカード”、“本体カバーキー”なども選択できる。

信頼性の向上も図られており、カスタムメイドで、1台のHDDで定期的な自動バックアップと復旧を行なえるようにする(株)ネットジャパンのバックアップツール『StandbyDisk Solo 2.1』を搭載できるほか、ハードウェアRAID 1(ミラーリング)機能を搭載したモデル“IDE-RAIDモデル”が用意されている。カバーを工具なしで開閉できる“イージーアクセス筐体”や、ディスプレーの電源を切断できる連動式サービスコンセント、独自制御技術を採用した冷却ファンが採用されており、使いやすさの向上も図られている。システム待機時の駆動音は人のささやき声(30dB)より低い23.5dBまで低減されているという。

ラインアップは、幅84mmのスリム筐体を採用し、Pentium 4-3.20EGHz/3EGHzまたはCeleron D 330-2.66GHzとインテル865GVチップセットを搭載した『FMV-C5200』、AMD Sempron 3000+/2800+と台湾VIA Technologies社のUniChrome KM400を搭載した『FMV-C5100』、Pentium 4 570J-3.80GHz/560J-3.60GHzとインテル915G Expressチップセットを搭載したコンパクトスリムタワー型の『FMV-E5200』、Pentium 4-3.40EGHz/3EGHzまたはCeleron D 330とインテル865GVチップセットを搭載した17インチ/15インチ液晶ディスプレー一体型の『FMV-K5200』、Pentium 4 570J/550J/530Jとインテル915G Expressを搭載したミドルタワー型のフラッグシップモデル『FMV-W5200』。

新ラインアップとして、筐体の容積が9.9リットルのコンパクト型『FMV-D5200』が追加されている。Pentium 4 550J-3.40GHz/530J-3GHz/520J-2.80GHzまたはCeleron D 330J-2.66GHzとインテル915G Expressを採用し、メモリーは256MB、HDDは40GBを搭載する。インターフェースはUSB 2.0×6と10/100/1000BASE-Tを装備する。

『FMV-D5200』
『FMV-D5200』

ウェブ直販サイト“WEBMART”で販売する“FMVバリューライン”には、幅84mmの省スペース型でPentium 4-3EGHzと865GVチップセットを搭載した『FMV-C3200』、Celeron D 325-2.53GHzと台湾Silicon Integrates Systems(SiS)社のSiS651チップセットを採用したエントリー向けのコンパクトスリムタワー型『FMV-E3200』をラインアップする。標準で『StandbyDisk solo RB』が付属する。価格はオープン。

“FMV-LIFEBOOK”

“FMV-LIFEBOOK”
“FMV-LIFEBOOK”

“FMV-LIFEBOOK”もセキュリティー機能が強化されており、セキュリティーチップを標準で搭載し、『Portshutter V1 rel.2』と『ハードディスクデータ消去ツール』が付属するのが特徴。指紋センサーや、非接触ICカード技術“FeliCa”対応のリーダー/ライターを内蔵可能なモデルも用意されている。チップセットにモバイルインテル915GM Expressやモバイルインテル915GML Expressを搭載した機種では、ExpressCardスロットも装備されている。そのほか、パソコンの買い換え時などにデータや設定の移行をサポートするガイドブック『PC乗換ガイド』と、作成したデータや各種アプリケーションの設定をHDD内にバックアップできるツール『Easy Backup』も同梱される。

ラインアップは、モバイルPentium 4 552-3.46GHz/532-3.06GHzと14.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載したA4パフォーマンスモデル『FMV-X8200』、Pentium M 760-2GHz/740-1.73GHzと14.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載したA4ハイスペックモデル『FMV-E8300』』、CPUをPentium M 755-2GHz/735-1.70GHz/725-1.60GHzまたはCeleron M 350-1.30GHzに変更した『FMV-E8200』、Pentium M 725またはCeleron M 350-1.30GHzと14.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載したA4エントリーモデル『FMV-C8200』、Pentium M 740-1.73GHzと14.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載したスリムモバイルモデル『FMV-S8305』、Pentium M 725またはCeleron M 350と14.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載した『FMV-S805』、Pentium M 740と13.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載したスリムモバイルモデル『FMV-S8300』、Celeron M 350と13.1インチ液晶ディスプレーを搭載した『FMV-S8200』、超低電圧版Pentium M 753-1.20GHzまたは超低電圧版Celeron M 373-1GHzと12.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載したB5ファイルモバイルモデル『FMV-B8200』など。

ハイスペックモデルでは15インチSXGA+(1400×1050ドット:プラス1万6000円/税別)/XGA(プラス3000円/税別)、A4エントリーモデルでは15インチXGA(プラス3000円/税別)、スリムモバイルモデルでは14.1インチSXGA+(プラス3000円/税別)も選択可能で、『FMV-B8200』ではタッチパネルも選択できる(プラス9000円/税別)。

“WEBMART”で販売する“FMVバリューライン”には、新筐体を採用し、Pentium M 725またはCeleron M 350と14.1インチXGA液晶ディスプレーを搭載したA4モデル『FMV-C6200』が用意される。バックアップツール『StandbyDisk Solo RB』が付属する。

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