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日本HP、情報漏えい対策や情報管理機能を強化したシンクライアント『HP t5710 Thin Client』を発売

2005年04月07日 22時38分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)は7日、シンクライアントの新製品として、『HP t5710 Thin Client(エイチピー シンクライアント)』の販売を同日付けで開始すると発表した。価格は6万900円。企業全体のパソコン環境やコールセンター、受発注処理など、単独のアプリケーションを集中的に使用するような部署のITシステム向けに販売する。

『HP t5710 Thin Client』
『HP t5710 Thin Client』

『HP t5710 Thin Client』は、HDDや光ドライブを搭載しない“サーバーベースドコンピューティング”向けのネットワーク端末。データへのアクセスやダウンロードなどの一括管理や、セキュリティーパッチなどの一括設定/管理が行なえるほか、接続できる周辺機器を制限できるため、メディアやプリントによる情報漏えいを防止できるのが特徴。また、障害が発生した場合もサーバー側でほとんどが修復できることから、迅速な復旧が可能という。

CPUは米トランスメタ社のCrusoe(800MHz動作)で、メモリーは1GB(フラッシュメモリーが512MB、DDR SDRAMが512MB)、グラフィックスチップはカナダATIテクノロジーズ社のRADEON 7000M(メモリーは16MB/分散型)を採用。解像度は最大1600×1200ドット/1677万色に対応。インターフェースは、USB 2.0×4、10/100BASE-TX、シリアル、パラレル、PS/2(分岐用Yケーブルが付属)、アナログRGB出力(ミニD-Sub15ピン)、ライン入力、ライン出力を装備し、PCIスロットを拡張する『HPシンクライアントPCI拡張キット』を追加できる。本体サイズは幅205×奥行き195×高さ55mm(スタンド使用時は幅100×高さ230mm)、重量は約1.39kg。消費電力は最大40W。PS/2キーボードとPS/2スクロールマウスが付属する。

OSはWindwos XP Embedded SP2を搭載し、ソフトウェアは、Alitiris Development Solution 5.6、Internet Explorer 6.0、Microsoft Remote Desktop Protocol(RDP)5.1、Citrix Independent Computing Architecture(ICA) 8.0、Media Player 9を搭載する。保証期間は3年間。

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