なんと、Socket 478マザーでPentium Mを使用可能にするというASUSTeK製変換アダプタ「CT-479」のサンプルが入荷した。発売は4月上旬予定で、価格は7000円台になるという。ZOA 秋葉原本店とTSUKUMO eX.では予約を受付中で、ZOA 秋葉原本店では23日(水)以降、動作デモを実施する予定だ。
|
---|
ASUSTeK製「CT-479」。Socket 478をmPGA479Mに変換し、Pentium Mを使用可能にしてしまうという製品だ |
サンプルの展示を確認したのはTSUKUMO eX.、ZOA 秋葉原本店、カクタソフマップ、フェイスの4店。基板にはmPGA479Mソケットを搭載、裏には478個のピンが突き出ている。基板はソケットよりかなり大きいが、実際に装着するとSocket 478の標準リテンションに収まるサイズとなっているのが判る。また専用クーラーが同梱されるが、これもSocket 478の標準リテンションを利用して装着が可能なものとなっている。クーラーのファンは回転数3000rpm、騒音値は30dB。
各店に配布されている解説ポップ、およびパッケージ裏の説明によると、対応CPUは、Pentium M-1.5GHz~2.26GHz+(“Dothan”コア)/1.3GHz~1.7GHz+(“Banias”コア)、Celeron M-1.2GHz~1.7GHz+(“+”は、今後登場するさらに高クロックの製品にも対応することを示していると思われる)。なお、低電圧版/超低電圧版Pentium Mには非対応。現時点でASUSTeKから発表されている対応マザーボードは、同社製Socket 478マザー「P4P800-VM」と「P4P800SE」の2種類だが、使用にあたってはASUSTeKのウェブサイトで公開されている対応BIOSへのアップグレードが必要という。
「P4P800SE」ならば現在1万円前後という価格。この変換アダプタ分の出費は必要ではあるものの、合計しても極めて低価格にPentium M搭載PCが自作できることになり、要注目の製品といえる。
|
| |
---|
裏面にはSocket 478に対応したピンが | | マザーボードに装着した状態。ちょうどSocket 478の標準リテンションに収まっているのが判る。また4ピン電源コネクタによる給電が必要となる |
|
| |
---|
パッケージもすでに完成 | | 価格は7000円台になるもよう。動作デモは23日(水)からはじまる予定 |
|
---|
各店に配布されている解説ポップより、対応CPU表。“+”は、今後登場するさらに高クロックの製品にも対応することを示していると思われる |
【関連記事】
【取材協力】