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【PIE2005 Vol.3】SDIOカードの無線LANで写真を共有する“EasyShare-one”を参考出展――コダックブース

2005年03月18日 01時39分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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コダック/ノーリツ鋼機/三菱製紙のブース
3社合同で“フォト・プリ・アイランド”という写真撮影と印刷のテーマパークを仕立てたコダック/ノーリツ鋼機/三菱製紙のブース

初日はあいにくの曇り空で、開催時間中にも外は時折強い雨が吹き付けることもあった“フォト イメージング エキスポ 2005(PIE2005)”。展示内容全般に言えるのは、撮影するだけでなく、ホームプリンティングや各種印刷サービスなど出力まで含めたソリューションとして提案しているメーカーが多いことだ。

ノーリツ鋼機(株)/三菱製紙(株)と合同でブースを構えたコダック(株)は、今年から4団体合同企画となったPIE2005の前身にあたる“ラボシステムショー”(主催:日本カラーラボ協会)においても、同様のタッグでの出展を行なっていたという。3社は印画紙出力やプロラボ向けプリンティングサービスにおいて協業関係にあり、それを個人向けにもアピールする狙いがあるようだ。



“EasyShare-one”その1 “EasyShare-one”その2
日本では初披露となる“EasyShare-one”

そんなコダックブースで特に目を引いたのが、今年1月の家電製品の世界的トレードショー“2005 International CES”や、2月に行なわれた写真・カメラ関連の世界的イベント“PMA 2005”でも話題を呼んだ、無線LAN経由で写真を共有・印刷できる新製品“EasyShare-one(イージーシェア・ワン)”だ。

“EasyShare-one”の背面の操作系
“EasyShare-one”の背面の操作系

日本では詳細が未発表(参考出展)なものの、米イーストマン・コダック(Eastman Kodak)社が公開しているデータと展示品を確認したところ、総423万画素CCDの撮像素子と光学3倍ズームのレンズ、背面のほぼ全体を占める3インチの大型TFT液晶ディスプレーを内蔵。液晶ディスプレーは反転して(液晶パネル面を内側にして)閉じることもできるほか、左側面を軸に180度開いてレンズ方向に向けての“自分撮り”も可能。EasyShareの名前のとおり、“プリンタードック”(ドッキングステーションとプリンターを一体化した周辺機器)などに搭載してパソコンなしに印刷できる。さらに本体上部にSDIOスロットを搭載し、ここに別売の“Wi-Fi Card”(無線LANアダプター、米国では6月発売予定で価格は99.95ドル(約1万500円))を搭載することで、無線LAN経由での写真データの共有や印刷実行が可能になるという。日本での発売時期や価格などの詳細は未定。



『Kodak EasyShare Z740 Zoomデジタルカメラ』を手にするコンパニオン 『Kodak EasyShare Z740 Zoomデジタルカメラ』『同 Z700 Zoomデジタルカメラ』その1
『Kodak EasyShare Z740 Zoomデジタルカメラ』『同 Z700 Zoomデジタルカメラ』の上部操作部分 『Kodak EasyShare Z740 Zoomデジタルカメラ』『同 Z700 Zoomデジタルカメラ』の背面パネル
14日発表の新製品『Kodak EasyShare Z740 Zoomデジタルカメラ』『同 Z700 Zoomデジタルカメラ』も、“プリンタードック”との使い勝手の良さをアピールしていた

そのほか、EasyShareシリーズの新製品として、PIE 2005直前の14日に発表した2製品『Kodak EasyShare Z740 Zoomデジタルカメラ』『同 Z700 Zoomデジタルカメラ』も出展し、印刷やパソコンへのデータ転送の手軽さをアピールしていた。

こちらはデジタルカメラではないが、レンズ付きフィルムの新製品として“スナップキッズ ズーム”という標準レンズと1.4倍ズームの2段切り替えが可能な製品を4月中旬に発売予定(予想実売価格は1100円程度)。光学ファインダーの画角もレンズに同調して切り替わる

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