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三洋電機、508万画素の静止画を撮影できる世界最薄/最小/最軽量の動画デジカメ“Xacti”『DMX-C5』を発売

2005年03月01日 15時41分更新

文● 編集部

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三洋電機(株)は1日、動画デジカメ“Xacti(ザクティ)”の新製品として、動画撮影中に508万画素の静止画を撮影可能な、世界最薄(23mm)/最小(124cc)/最軽量(145g)(※1)という『DMX-C5』を25日から順次発売すると発表した。価格は7万5600円。

※1 メガピクセルCCD搭載&光学ズームレンズ搭載ビデオカメラにおける同社調べ

『DMX-C5』
『DMX-C5』

『DMX-C5』は、2004年8月に発表した400万画素の動画デジカメ『DMX-C4』の上位機種。基幹回路ブロックのSIP(システム・イン・パッケージ)化とLSI化により部品基板の実装面積を約40%削減するとともに、高屈折率ガラスや前面にガラスモールドを採用した新開発の光学5倍ズームレンズ(非球面レンズ3枚5面を含む9群12枚構成、f=6.3~31.7mm:35mmフィルム換算で38~190mm相当)により光学性能を落とさずに小型化したという。絞りにはムービー撮影中に細かな露出制御が可能な“ガルバノメータ絞り”を採用し、レンズモジュールが小さくなるようにアイリスモーターの配列も工夫したという。さらに強度解析に3次元CADを利用し、強度を保ちながら部品を小型化すると同時に、効率よく部品をレイアウトすることで小型軽量化を図ったとしている。

筐体のデザインは、『DMX-C4』までの丸みを帯びたラウンドフォルムから、従来のカメラのプロダクトデザインの延長上ではなく、その一歩先の新しさと、エッジ感のあるデザインを併せ持つ、「最先端」を意味する“カッティングエッジデザイン”を採用し、スリム化とエッジ処理で持ちやすくするとともに、手のひらに触れる部分には柔らかい形状を採用したという。本体カラーにはメタリック感を強調した存在感のある“ラグジュアリーシルバー(S)”、無機質で都会的な“マニッシュホワイト(W)”、エレガントでユニセックスな“ノーブルブロンド(T)”の3種類をラインアップする(Sは25日、WとTは4月8日発売となる)。

片手で握って親指だけで操作が行なえる“Xacti”シリーズの操作系を受け継ぐ集中操作パネルには、新たに“REC/PLAY切替”ボタンが付けられたことで、握ったままで全操作(動画撮影/静止画撮影/ズーム/フラッシュ/フォーカスロック/撮影モード切り替え(遠景/MF/マクロ)など)が可能になったという。モニター用の液晶パネルは解像度が21万画素で2.0インチの半透過型“サファイヤビジョン”が搭載されており、開いて285度回転可能。

1/2.5インチ508(総526万)画素の“水平垂直画素混合CCD”を搭載したことにより、VGA(640×480画素/毎秒30フレーム)のMPEG-4ムービーを撮影しながら、500万画素(2592×1944画素)の静止画撮影が可能になった(JEPG/Exif 2.2)。これに伴いムービー圧縮/静止画圧縮並列処理技術や、ムービー/静止画インターリーブ記録技術を採用した新高速エンジンが搭載されている。最大記録解像度は、独自の画素補間技術“ピクトライズ1000”により3680×2760画素となる。音声記録もサンプリング周波数が48kHz、量子化ビット数が16bit、圧縮方式にAACを採用することで音質を高めたという。手ぶれ補正機能は電子式を採用。記録メディアはSDメモリーカードを利用する。

インターフェースはUSB 2.0対応で1.1相当のFull Speedをサポート。Sビデオ出力も用意されている。電源は同梱のリチウムイオン電池(DB-L20)を利用し、静止画は約113枚(CIPA規格)、動画は連続60分の撮影が行なえる。連続再生は約125分。充電は付属する充電機能付きACアダプター(VAR-L20)を利用する。本体サイズは幅68×奥行き23×高さ108mm、重量は約145g(撮影時164g)。

製品パッケージには、ドッキングステーションやパソコン接続キット、リモコン、専用S-AV接続ケーブル、専用USBケーブル、カメラケース、ネットストラップなどのほか、SANYO Software Pack(CD-ROM)として、DVDオーサリングソフト『Ulead DVD MovieWriter3.5 SE』、静止画/動画管理ソフト『Ulead Photo Explorer 8.0 SE Basic』、パノラマ画像合成も行なえる動画像処理ソフト『Motion Director SE 1.1』などが付属する。

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