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ハードディスクムービー Everio GZ-MC200/GZ-MC100

ハードディスクムービー Everio GZ-MC200/GZ-MC100

2005年03月08日 00時00分更新

文● 月刊アスキー編集部・小林

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ハードディスクムービー Everio GZ-MC200/GZ-MC100

日本ビクター

オープンプライス
実売価格:13万円前後(GZ-MC100)、14万円前後(GZ-MC200)

GZ-MC200 GZ-MC100
「GZ-MC200」(この写真では左側) サイズ:74(W)×56(H)×94(D)mm/撮影時重量:355g「GZ-MC100」(この写真では左側) サイズ:41(W)×103(H)×71(D)mm/撮影時重量:315g

 デジタル機器が次々とHDDを搭載する中、ついにムービーカムが1インチHDD(マイクロドライブ)を搭載して登場した。

 Everioは正真正銘のビデオカムである。

 つまりどういうことかというと、フラッシュメモリのムービーカムにありがちな、画像サイズを320×240ドットに落としたり、フレームレートを15fpsに落としたりといった、プロセッサパワーが足りない分の“まやかし”が一切ない。当初は他のフラッシュメモリムービーカムと比較するつもりだったが、実機を触って大きな間違いだと気づいた。

 このEverio GZ-MC100/200は、記録方式にDVD/HDDレコーダやパソコンのTV録画でお馴染みとなったMPEG-2を採用。最高画質で720×480ドット・8.5Mbpsと高い解像度・ビットレートを誇る。画質はまさにDVDビデオレベルで、この小さな筐体にもかかわらず、他のフラッシュメモリムービーカムとは別格の存在だったのだ。

■MPEG-2動画撮影可能時間

画像サイズ720×480ドット352×240ドット
画質モード“ウルトラファイン”
(8.5Mbps)
“ファイン”
(5.5Mbps)
“ノーマル”
(4.2Mbps)
“エコノミー”
(1.5Mbps)
付属マイクロドライブ
(4GB)
約60分約90分約120分約300分
SDまたはCFカード
(512MB)
約8分約12分約15分約43分

 DVの画質と比較すると、MPEG-2ゆえの特性が顔を出す。画像フレーミングの極端な揺れ・移動には弱いが、よほど特殊な意図がなければそもそもそのシーンは単なる見づらいだけなので問題にはならないだろう。

 弱点はもちろんメディアが高価(DVテープと比べれば)なところだが、パソコンユーザーならば問題なし。ガンガン撮影したらガンガンパソコンに転送すれば済むことだ。

GZ-MC100 GZ-MC200
GZ-MC100と200の違いはグリップスタイルのみで機能はすべて同等。撮った動画はインデックスで表示され見つけやすい。(右写真の右上)

 ここまで小型なのにムービーカムとしての必要十分条件は満たされているインパクトは絶大だ。高画質化(例えば3CCD搭載など)やマニュアル撮影機能の強化など、多彩なモデル展開にも期待したい。

■HDDを守るフローティングダンパーシステム

フローティングダンパーシステム1 フローティングダンパーシステム2
マイクロドライブを挿入するCFスロットは、14個のゲル(黒い四角)でフローティング状態となり、振動、衝撃を吸収するしくみ。カバーを開けると写真左上のように左右から固定される状態となる。

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