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NTT Com、モバイルIPv6対応の屋外無線LAN実証実験を開始

2005年02月21日 19時17分更新

文● 編集部

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は21日、次世代インターネット技術“IPv6”の移動通信版に相当する“モバイルIPv6”技術と無線LANを利用した無線フィールド実験を、東京都の日比谷公園と東京大学の本郷キャンパスで実施すると発表した。期間は同日から3月31日まで。

実験システムの構成
実験システムの構成

同実験は、移動中のモバイル端末からモバイルIPv6技術を利用して、インターネットなどの各種データ通信を安全に安定して行なうための技術検証や商用化の検討を行なうのが目的。東京都千代田区の日比谷公園(南側一帯)と、東京都文京区の東京大学本郷キャンパス(工学部3号館と情報基盤センター)に、IPv6対応の無線LAN環境を構築し、P2P(ピアツーピア)のファイル共有システムや、無線LAN拠点へのコンテンツ配信といったさまざまなサービスを提供するための技術検証を行なう。

“モバイルIPv6プラットフォーム”は、IPv4とIPv6の両方の通信と認証に対応し、モバイル通信中でも認証が可能なほか、IPv4とIPv6の両方に対応したマルチキャスト配信を行なえるのが特徴。実験では、同社が提供している公衆無線LANサービス“ホットスポット”と同じようなネットワーク設備を実験用に別途構築し、同社が開発したモバイルIPv6プラットフォームと、IPv4/IPv6デュアル対応の無線LAN(IEEE 802.11a/bなど)を利用する。日比谷公園内に3台、本郷キャンパス内に8台のアンテナを設置するという。P2Pシステムには、(株)日立製作所が提供するファイル情報のみを管理サーバーに登録する方式の仮想ディレクトリーを持つハイブリッド型P2Pシステム“NRBS(Network Resource Browsing System)”を利用する。

主な実証実験項目は、歩くことで無線LANのアンテナが切り替わり、ネットワークアドレスが変化してもアプリケーションを接続せずに継続して利用できることを確認する“ハンドオーバー実験”、モバイル端末が個々に持つファイルをP2Pでファイル共有できることを検証する“モバイルIPv6アプリケーション利用実験”、千代田区の紹介ビデオなどのコンテンツを複数のモバイル端末に同時配信(マルチキャスト配信)し、認証を受けたユーザーだけがコンテンツを利用できるシステムの検証を行なう“モバイルIPv6対応マルチキャスト配信実験”など。移動中のモバイル端末からほかの端末に向けた映像マルチキャスト配信の検証も行なう。

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