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松下電器産業、“Let'snote”シリーズ春モデルを発売――全機種ともにCPUを強化、Y2にはOfficeモデルも

2005年01月25日 17時00分更新

文● 編集部 内田泰仁

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松下電器産業(株)は25日、ノートパソコン“Let'snote”シリーズの個人/一般店頭販売向け製品の新モデルとして、B5サイズサブノート『Let'snote LIGHT R3』、B5ファイルサイズサブノート『Let'snote LIGHT T2』、DVDマルチプラスドライブ搭載のB5ファイルサイズモバイルノート『Let'snote LIGHT W2』、DVDマルチプラスドライブ搭載のA4モバイルノート『Let'snote LIGHT Y2』の4製品を発表した。各機種ともに、法人および松下ネットワークマーケティング(株)が運営するオンラインショッピングサイト“パナセンス”でのオンライン販売向けのモデルが『Let'snote R3』『Let'snote T2』『Let'snote W2』『Let'snote Y2』として用意される。発売日はいずれも2月25日。

“Let'snote”春ラインナップの各機種は、外装デザインやチップセットなどに変更は加えられず、CPUの強化(R3/T2/W2は超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz、Y2は低電圧版Pentium M 758-1.50GHzを搭載)とHDDの大容量化(Y2のみ。40GBから60GBに変更)が行なわれている。また、店頭販売向けモデルには用意されていなかった『Microsoft Office Personal Edition 2003』プレインストールモデルが台数限定でY2にのみ新たに追加された。

また、前ラインナップと同じく、Intel 855GME(R3/Y2)またはIntel 855GM(T2/W2)チップセットおよび無線LANモジュール『インテル PRO/Wireless 2915ABG ネットワーク・コネクション』とPentium Mの採用による“インテル Centrino モバイル・テクノロジ”を搭載。また全機種に共通して、256MBのメモリー(最大768MB)、通信機能としてIEEE 802.11a/b/g準拠の無線LAN、10/100BASE-TXのEthernet、V.90対応の56kモデムを備え、インターフェースとして、USB 2.0×2、SDメモリーカードスロット、PCカードスロット(TypeII×1)、外部ディスプレー出力(ミニD-Sub15ピン)、マイク入力、ヘッドフォン出力を持つ。ポインティングデバイスは円形トラックパッド“ホイールパッド”。OSは全機種共にWindows XP Professional SP2。

『Let'snote LIGHT R3』

『Let'snote LIGHT R3』(製品型番:CF-R3FW1AXR)は、10.4インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)を搭載したシリーズ中最小のB5サイズサブノート。キーボードは85キーで、キーピッチは横17×縦14.3mm。本体サイズは、幅229×奥行き183.5×高さ41.6mm(最薄部24.2mm)、重量は約990g。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は前モデルと同じ約9時間(JEITA測定法1.0)。

価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は20万円前後。

『Let'snote LIGHT T2』

『Let'snote LIGHT T2』(製品型番:CF-T2FW1AXR)は、12.1インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)を搭載した、R3より一回り大きいB5ファイルサイズのサブノート。キーボードは87キーで、キーピッチは横19×縦16mm。本体サイズは、幅268×奥行210×高さ39.1mm(最薄部26.1mm)、重量は1.07kg。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は前モデルと変わらず約5時間(JEITA測定法1.0)。

価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は21万円前後。

『Let'snote LIGHT W2』

『Let'snote LIGHT W2』(製品型番:CF-W2FW6AXR)は、12.1インチ液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色表示)とDVDマルチプラスドライブを搭載したB5ファイルサイズモバイルノート。DVDマルチプラスドライブの記録/再生速度は前モデルと同様で、DVD-R/RWは記録2倍速/再生4倍速、DVD-RAMは記録再生ともに2倍速、DVD+RW/+Rは記録2.4倍速/再生4倍速、DVD-ROM再生は8倍速、CD-R記録は24倍速、CD-RW記録は10倍速、CD再生は24倍速。

キーボードは87キーで、キーピッチは横19×縦16mm。本体サイズは、幅268×奥行209.2×高さ41.5mm(最薄部27.5mm)、重量は1.29kg。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は前モデルと同じく約7.5時間(JEITA測定法1.0)。

価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は24万5000円前後。

『Let'snote LIGHT Y2』

『Let'snote LIGHT Y2』(製品型番:CF-Y2FW7AXR)は、14.1インチ液晶ディスプレー(1400×1050ドット/1677万色表示)とDVDマルチプラスドライブ(対応メディアおよび記録/再生速度のスペックはW2と同等)を搭載する、シリーズ中最も大きなサイズとなるA4サイズモバイルノート。前述のとおり、今回発表された4製品の中では唯一HDD容量が変更され、60GBとなっている。

キーボードは87キーで、キーピッチは横19×縦19mm。本体サイズは、幅309×奥行243×高さ46mm(最薄部33mm)、重量は前モデルより11g増え1.51kgとなっている。バッテリーはリチウムイオンで、バッテリー駆動時間は前モデルと同様に約7時間(JEITA測定法1.0)。

価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格は26万5000円前後。台数限定で用意される『Microsoft Office Personal Edition 2003』プレインストールモデル(製品型番:CF-Y2FW7HXR)の予想実売価格は29万円前後。


“パナセンス”でのオンライン販売では、従来と同様に一部スペックのカスタマイズに対応。基本的なメニューは前モデルまでと同様だが、カスタマイズで選択できるHDD容量が増え、R2F/W2/Y2はオンボードメモリー512MB/HDD 80GB(従来は60GB)、T2はHDD 80GB(同じく従来は60GB)がそれぞれ選択できるようになった。また、W2/Y2では、光ディスクドライブを店頭モデルにはないCD-R/RW&DVD-ROMコンボドライブに変更することが可能となっている。また、カスタマイズで選択できる“カラー天板”には、W2に“モスグリーン”“ブロンズ”、Y2に“メタリックダークグリーン”“メタリックアンバー”が新色として追加され、各モデルのカラーラインナップは、R3が標準を含めて14色、T2/W2/Y2が7色となった。このほか、Microsoft Office Personal Edition 2003プレインストール(80GB HDD選択時のみ)、キートップのプリントからひらがなを廃した“ローマ字すっきりキーボード”への変更、256/512MBメモリー増設、ネームプレート追加といったカスタマイズメニューと、オンライン販売にのみ付属する3年間保証は従来どおり。

販売価格は、R3が20万2440円から、T2が21万2940円から、W2が23万3940円から、Y2が27万690円から。“パナセンス”では、同日付けで新製品の予約受付を開始し、2月25日から順次出荷予定だという。

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