日本電気(株)は19日、ビジネス向けノートパソコン“VersaPro(バーサプロ)”の新製品として、Pentium M/Celeron Mとモバイル向け915 Expressチップセットを搭載したモバイルノート3機種とオールインワンノート6機種の計9機種を発表した。B.T.Oに対応し、同日付けで販売を開始する。
今回発表した新製品は、同日付けで発表された最新のCPUとチップセットを搭載したほか、同社のノートパソコンで初めてセキュリティーチップ(TPM:Trusted Platform Module)を搭載したのが特徴。メールやファイルの暗号化に対応し、なりすましを防止するなど、セキュリティーの標準化団体“TCG(Trusted Computing Group)”が定義したセキュリティー機能を利用できる。BIOS設定でUSBメモリーの利用を制限する機能も搭載されているという。
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| 『VY1F/BH-R』 |
モバイルノートには、14.1インチSXGA＋対応の大画面タイプとタッチパネル付きを含む12.1インチXGA対応の3機種5モデルが用意される。代表的な構成として、12.1インチ液晶ディスプレー搭載モデル『VY1F/BH-R』(ベースモデル)では、超低電圧版Pentium M 733J-1.10GHz、グラフィックス機能を内蔵したモバイルインテル915GM Expressチップセット、256MBのメモリー(PC2-3200準拠DDR2 SDRAM)、40GBのHDD(Ultra ATA/100、毎分4200回転)を搭載し、インターフェースは10/100/1000BASE-T、IEEE 1394、USB 2.0×3、アナログRGB出力、V.90対応56kbpsモデム、オーディオ出力、マイク入力などを装備する。拡張スロットはPCカード(Type I/II、CardBus準拠)用とCFカード(Type I/II)用を搭載する。電源はリチウムイオンバッテリーで約6時間(セカンドバッテリー装着時は約11.8時間)の駆動が可能(JEITA測定法1.0)。本体サイズは幅272×奥行き237.5×高さ27.2mm(最薄部25.2mm)で、重量は約1.32kg。キーボードはJIS標準配列85キーで、ピッチは17.55mm、ストロークは2.5mm。ポインティングデバイスにはスクロールスライドスイッチ付き“NXパッド”を採用。OSはWindows XP Professional SP2をプレインストールする。出荷開始は2月28日で、価格は20万円(税別)。
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| 『VY20F/AE-T』 |
オールインワンノートには、“ハイグレードタイプ”と“高機能タイプ”など6機種を用意する。最上位モデルとなる『VY20F/AE-T』(ベースモデル)は、Pentium M 760-2.0GHz、モバイルインテル915M Expressチップセット、カナダATIテクノロジーズ社のMOBILITY RADEON X300(PCI Express x16対応)、QXGA(2048×1536ドット)表示の15インチ液晶ディスプレー、256MBのメモリー(デュアルチャネル対応、PC2-4200準拠DDR2 SDRAM)、40GBのHDD(Ultra ATA/100、毎分4200回転)、24倍速CD-ROMドライブ、3.5インチFDD(3モード対応)を搭載し、インターフェースは10/100/1000BASE-T、IEEE 1394(4ピン)、USB 2.0×4、シリアル、パラレル、赤外線通信(IrDA 1.1)、PS/2(マウス)、アナログRGB出力、V.90対応56kbpsモデム、TV-OUT(Sビデオ)、オーディオ出力、マイク入力などを装備する。拡張スロットはPCカード(Type I/II×2またはIII×1、CardBus準拠)用を搭載する。電源はニッケル水素バッテリーで約1時間の駆動が可能(JEITA測定法1.0)。本体サイズは幅327×奥行き269.5×高さ43.2mm(最薄部41.2mm)で、重量は約3.7kg。キーボードはJIS標準配列87キー(タイプA/大型)で、ピッチは19mm、ストロークは3mm。アプリケーションを登録できるワンタッチスタートボタンが2個用意されている。ポインティングデバイスはスクロールスライドスイッチ付き“NXパッド”。OSはWindows XP Professional SP2をプレインストールする。出荷開始は2月17日で、価格は35万5000円(税別)。
