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【2005年年頭挨拶ニュースリリース】サン・マイクロシステムズ(株)代表取締役社長 ダン・ミラー氏

2005年01月06日 19時25分更新

文● 編集部

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[2005年 年頭挨拶]

「ユーティリティ・コンピューティングの実現に向けて!」

新年明けましておめでとうございます。

昨年も第一世代のチップ・マルチスレッディング技術(CMT)を搭載したサーバ、AMD Opteron搭載のサーバ、新たな提携、アイデンティティ・ソリューション、ユーティリティ・モデル、そしてSolaris 10の発表と、新たなテクノロジーや製品、提携の発表を重ねて参りました。本年はSolaris 10を出荷するとともにその機能を活かして、電話、電気、水道のように使った分だけ料金を支払うコンピュータの次世代の利用形態「ユーティリティ・コンピューティング」への進化が本格的に開始される年と位置づけております。
当社の得意とする「イノベーション」と「コミュニティ」の融合により、引き続きお客様のIT基盤強化のお手伝いをするとともに、ユーティリティ・コンピューティングという大きな流れをさらに加速したいと考えています。

ユーティリティ・コンピューティングの実現には時代を画する「イノベーション」が不可欠です。今年はテクノロジー、ハードウェア、ソフトウェア、サービス全ての領域においてサンの歴史上最も優れた製品群を提供していきます。その全ての基盤となるSolaris 10を今月出荷開始します。CMTを通じてSPARCプロセッサの革新を続け、AMDプラットフォームの充実もはかります。Java Enterprise SystemおよびJava Desktop Systemで新しいビジネスモデルの普及にも努めます。Sun Rayのようなユニークな仕組みの提供を通じて、情報保護や環境経営というテーマにも本格的に取り組んでいきます。

サンの生み出すイノベーションは常に「コミュニティ」に支えられてきました。今年10年の節目を迎えるJavaは開発者コミュニティに提供することで今やデジタル世界を大きく左右する技術に成長しています。Solaris 10も、イノベーションとコミュニティの融合という成功の方程式にしたがって、オープンソース方式で提供される方針です。これは当社やパートナー、開発者に恩恵をもたらすだけでなく、最も重要であるお客様にとっても利益をもたらすことだと信じています。

当社のビジネスは確実に回復基調にあります。昨年は、経営と業務執行の一層の機能強化のために執行役員制度を導入する一方、社内の様々な分野で業務改善を進めることで、お客様、パートナーと協力して再び事業成長を実現する体制を整えました。2005年はいよいよ攻勢に転じるべき年です。「イノベーション」、「コミュニティ」、そして多様な選択肢を提供できる企業として、サンこそがお客様にとってのベストチョイスとなるよう全力を尽くす決意です。

以上

(用字用語は原文のまま)

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