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日本AMD、携帯型メディアプレーヤー向けプロセッサー『AMD Alchemy 1200プロセッサ』を発表

2005年01月06日 18時18分更新

文● 編集部

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日本エイ・エム・ディ(株)は6日、パーソナル・メディア・プレーヤー(PMP)に最適化したプロセッサー『AMD Alchemy 1200プロセッサ』を発表した。動作クロック周波数が、333MHz、400MHz、500MHzの3製品をラインアップし、第2四半期に出荷の予定。333MHz製品の場合、価格は1万個ロット時の単価で2400円。

製品イメージ
『AMD Alchemy 1200プロセッサ』

『AMD Alchemy Au1200プロセッサ』は、“パーソナル・メディア・プレーヤー(PMP)”に最適化されたプロセッサーで、メディア・アクセラレーション・ハードウェア“Media Acceleration Engine”を内蔵するのが特徴。DVD相当の高画質ビデオ再生(720×480画素)に対応しており、メディア・プレーヤー・ソフトを併用することで、外部のDSPやDSP用のソフトのコーディングが不要となるため、製品開発期間を短縮できるという。メディアフォーマットは、MPEG-2/-4、WMV9、H.263、DivXなどの標準的なものをサポートしている。DVR(デジタルビデオレコーダー)からのダイレクトなコンテンツ転送にも対応している。また、長時間のバッテリー駆動を可能とするための省電力機能(スリープ/ハイバネート/アイドル)も内蔵しており、消費電力は400MHz動作時で400mW以下。

CPUコアは、拡張版のMIPS32コアで、メモリーコントローラーはDDR1/DDR2をサポート。LCDコントローラーは1024×768画素/32bitカラー、オーバーレイ、アルファブレンディングに対応しており、1024×768画素への拡大表示も可能。AES(128bit)の暗号/復号化もハードウェアで実行可能。インターフェースはUSB 2.0(ホスト/デバイス)、カメラ(8~10bit、CMOS/CCD対応)、SD/SDIO/MMCほかを内蔵する。パッケージは372ピンBGAを採用している。サポートOSは、Windows CE.NET、Linux。

なお、同プロセッサーを搭載した台湾のFirst International Computer(FIC)社製PMPリファレンスデザイン“Vassili”がシステムメーカー向けに出荷されているという。

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