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【2005年年頭挨拶ニュースリリース】日本ユニシス(株)代表取締役社長 島田精一氏

2005年01月04日 19時56分更新

文● 編集部

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年頭所感

新年明けましておめでとうございます。
今年は、日本ユニシスグループが「Re-Enterprisingを完遂させ、さらなる飛躍を図る年」として、非常に重要な意味を持つ1年と考えています。

日本ユニシスグループを取り巻く経済環境について、昨年を振り返ってみますと、経済一般では長期停滞期からようやく緩やかな回復基調となり、製造業を中心に設備投資が上向きに転じ、消費もやや低迷から脱するなど、久しぶりに明るい兆しが見え始めた1年でした。
企業の情報システム投資についても、景気回復の影響や経営戦略とIT戦略の同期化を重視する企業を中心に、経営戦略に即した大型投資の動きが出てきました。その結果、2001年からの3年連続対前年比低下という最悪の状況から脱し、特に昨年下半期より情報化投資も緩やかな上昇トレンドに入りました。

日本ユニシスグループにとりましても、昨年は他社リプレースやユーザ内新規など基幹システム関連のサービスビジネスで数多くの新規大型受注を獲得した画期的な年になりました。
また、今年度上半期において内示ベースを含む受注は対前年度比で増加に転じ、2桁増となっています。
今年3月の年度末までにRe-Enterprisingを完遂させ、今春、発表予定の新たな中期経営計画のもとで来期以降日本ユニシスグループを本格的な飛躍の軌道に乗せ、「高い技術力と競争力を合わせ持ったITサービスのリーディングカンパニー」を一日も早く実現したいと考えています。

日本ユニシスグループは、Re-Enterprising完遂と新たな飛躍の今年、以下の3つを重点的に取り組んでいきます。

第一は、日本ユニシスグループのシステムエンジニアを集結した日本ユニシス・ソリューションの生産性と技術力をさらに高め、業界内の競争優位を実現し、一層の活力と自信を持ってビジネスに取り組んでいきます。
日本ユニシスグループの成長を維持するにはサービスビジネス、特にオープン系のサービスで売上、収益を拡大して行くことが重要です。既に日本ユニシスグループの売上構成比率の約60%がサービスビジネスとなっています。また、この比率は年々増加していきます。
日本ユニシス・ソリューションがグループ各社と連携し、技術力と生産性を上げて十分な競争力を有する会社になることが重要です。

第二点目は、連結経営のキーワードである「チームユニシス」を常に意識して、顧客の価値を創造する密接なサービスを提供できるよう取り組んでいきます。
特に日本ユニシス・ソリューション、ユニアデックス、日本ユニシス・エクセリューションズと日本ユニシスとが連携し、顧客の経営課題からシステムの運用・保守までを密接に「チームユニシス」としてワンストップでサービスを提供し、課題が生じた場合もチームで迅速に対応し、競争力の強化、他社との差別化を図っていきます。
グループ各社それぞれの強みを活かし、お互いが常に情報を発信し合い、グループ全員が同じ情報を共有することで、共通の価値観、方向性を分かち合い、その結果、顧客価値創造企業としての提案・サービス活動の拡大強化に繋げていきます。

第三点目は、業界の競争に勝ち抜くため、日本ユニシスグループ自身が「なくてはならない企業」になることが重要です。
日本ユニシスグループは、常に顧客の目線で顧客を見続け、社員一人一人がプロフェッショナルマインドを強く持ち、IT業界においてグローバルな視点で「なくてはならない人材」、付加価値の高いソリューションサービスを提供できる顧客にとって「なくてはならない会社」を目指していきます。

日本ユニシスグループは、「顧客に高い技術力で価値あるサービスを提供する企業」であり続け、どのような経営課題や悩みも日本ユニシスグループに相談すれば、必ず最善・最良の方法で解決できるという、顧客に対して日本ユニシスグループへの安心感・信頼感を与える存在になりたいと考えています。そして、顧客と色々な重要課題を共有し、グローバルなパートナーとなれるよう、新しい価値を創造する「ITサービスのリーディングカンパニー」を目指しています。

経営環境は引き続きしばらくは厳しい状況が続くものと思われますが、日本ユニシスグループは、当社の得意な領域で、顧客に「価値あるサービス」を届け続けることにより、厳しい状況の中でも必ずチャンスを掴むことができると確信しています。
以上

(用字用語は原文のまま)

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