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年内ギリギリセーフ!Iwill製世界初のDual Opteron対応キューブ型ベアボーンが発売に!

2004年12月30日 21時19分更新

文● 増田

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 2004年も残りあと1日となった本日、世界初のDual Opteron対応キューブ型ベアボーンPC「ZMAXdp」がIwillから登場した。

ZMAXdp 内部の様子
年内ギリギリで発売となった世界初のDual Opteron対応キューブ型ベアボーンPC「ZMAXdp」。別にレッドモデルもあり内部の様子。Dual Opteron対応というモンスター級のキューブ型ベアボーンだ

 この製品は、9月に“Linux Cafe di PRONTO秋葉原店”で開催された同社のイベントに登場して以来、話題となっていたもの。キューブ型ベアボーンPCとしては、世界初のDual CPU対応というのが特徴だ。当初、年内の発売が予定されていたものの、発売は来年にずれ込むのでは?と思われていたが、今日になって突然入荷となった。
 サイズ222(H)×222(W)×362(D)mmという従来販売されているキューブ型ベアボーンとそれほど変わらない大きさながら、Dual Opteron対応ということから内部の構造は独特なものとなっている。中でも目を引くのが、ヒートパイプを採用したCPUクーラー。2つの専用クーラーが横に並んで搭載されているため、ケース内容積の約半分ほどは冷却機構で占められ、さらに収まりきらなかった電源の一部が背面に飛び出す格好となっている。

背面の様子 ファン
背面の様子。ご覧の様に搭載する300W電源は、一部が飛び出す格好となっている排気用ファンは2つ装備。CPUクーラーの熱と電源の排気、2つの排気を同時に行う仕組みだ
CPUクーラー×2 CPUクーラー
CPUクーラーを取り外したところ。キューブ型ベアボーン専用に設計された独特な形状となっている3本のヒートパイプを採用したCPUクーラー。ヒートパイプの形状は異なるが、これを2つ並べて使用する

 マザーボードのおもな仕様は、チップセットに“nForce3 Pro”を搭載。拡張スロットはAGP×1、PCI×1、Mini PCI×1(底面に装備)、DDR DIMM×2(ECC Registered DDR400対応/2GBまで)という構成で、IEEE1394や10/100Base-Tイーサネット(Marvell)、6チャンネルサウンド(Realteck)、Serial ATA RAIDを2ポートオンボードする。また、ドライブベイは、5/3.5インチベイをそれぞれ1基、シャドウベイを2基装備。電源は300Wタイプで、背面コネクタに外付け用のSerial ATAコネクタを装備するのも特徴だ。
 カラーリングは、ブラックとレッドの2種類。今回撮影したブラックはラメのような模様が入った光沢のある仕上がりとなっていた。価格は高速電脳で7万2240円。年内、ギリギリで入荷された製品だがすでに完売しており、次回入荷は年明けとなりそうだ。

マザーボード 内部
マザーボード外観。このサイズでDual CPUを実現したというのは驚きだが、これも1チップ構成となる“nForce3 Pro”を採用したというのが大きいあらかじめ付属のSerial ATAコネクタは、コネクタ部分がL型のためAGP/PCIスロットに干渉してしまう。さらに、もうひとつ奥のSerial ATAコネクタも、使用するとなるとスペース的にかなり厳しいものに。このあたりは改善の余地ありか
Mini PCIスロット 背面のインターフェイス
底面からは、LANカード(別売り)などを挿すMini PCIスロットにアクセスできる背面のインターフェイス類。外付け用のSerial ATAコネクタを装備するのも特徴だ
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