VAIO type T VGN-T91PS、S[Carbon Edition]
VAIO type T VGN-T91PS、S[Carbon Edition]
2005年01月07日 15時21分更新
VAIO type T VGN-T91PS、S[Carbon Edition]。 | SonyStyle専用モデルには、FeliCa対応リーダー/ライター搭載モデルもラインナップ。 |
カーボンファイバー積層板で
新たな装いを見せるtype T Carbon Edition
「VAIO type T VGN-T91PS、S[Carbon Edition]」はこちらから購入申し込みいただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。 |
スタイリッシュなデザインで軽量、スタミナ長時間駆動で光学ドライブ内蔵と、モバイルノートの美味しい要素を凝縮して人気の“VAIO type T”シリーズ。この度発表された新type Tでは直販サイトSony Style専用モデルとして、液晶パネル背面にカーボンファイバー積層板を採用した「VGN-T91PS、S[Carbon Edition]」(以下type T)が発売されることとなった! ここではtype T Carbon Editionの魅力について、写真を中心に披露したい。
斜めにうっすらと浮かび上がるヘアライン模様。艶やかなカーボンの天板は、研ぎ澄まされた硬質な金属のような美しさがある。 |
そもそもカーボンファイバー積層板とは、2003年11月に発表された極薄モバイルノート「バイオノート505エクストリーム PCG-X505/SP」に採用されて話題を呼んだもの。極薄のカーボンファイバーの板を積み重ねて成形したパネルで、軽量モバイルノートによく使われるマグネシウム合金製のパネルよりも、軽量でありながら強度も高いという優れものである。そのうえ表面には、炭素繊維の積層板特有の、うっすらとした線のような“ヘアライン模様”が覆っていて、金属やABS樹脂とは違った独特の質感を醸し出して美しい。type Tのボディを斜めに傾けて光を当てると、パネルを覆うヘアライン模様が浮き出てくる。505エクストリームのパネルと違って光沢感はないが、その分落ち着いた印象を感じる。
type T Carbon Editionでは、天面(液晶背面)のパネルとパームレスト部分のパネルにカーボンファイバー積層板を使用している(後述するFeliCa対応リーダー搭載モデルは天面パネルのみ)。通常のtype Tは重量が約1.4kgだが、type T Carbon Editionではパネルの軽量化により、約1.35kgとなっている(FeliCa対応リーダー搭載モデルは約1.39kg)。美しいだけでなく軽いというのは、大きなポイントだろう。
type Tの左側面。端子類は左から外部ディスプレイ、USB、IEEE 1394、PCカードスロット、USB、メモリースティックスロット。 | type Tの右側面。左からDVDスーパーマルチドライブ、モデム、LAN端子。カーボンファイバー積層板に合わせて背面も黒いパネルを使用している。 |
本体手前にはボタン類が並ぶ。左から無線LANインジケーター、無線LAN オン/オフスイッチ、吸気口、ヘッドホン出力、マイク入力、消音/サウンドエフェクトボタン、ボリューム。 |
type T Carbon EditionをSony Styleで販売しているブラックのUSB光学式マウス「PCGA-UMS3/B」(4704円)と組み合わせるてみるのもよさそうだ。 |
FeliCa対応リーダー/ライター内蔵モデルもラインナップ
Sony Style専用モデルのもうひとつの特徴は、非接触型ICカード“FeliCa(フェリカ)”に対応するFeliCa対応リーダー/ライターを内蔵したモデルもラインナップされたことにある。ちなみにFeliCa対応リーダー/ライターはtype T Carbon Editionでは搭載/非搭載を選択可能となっているが、ミッドナイトブルーやバーガンディーブラウンのモデルでは標準搭載となる。プリペイド式電子マネー“Edy(エディ)”対応ICカードに入金ができたり、プリペイド式IC乗車券“Suica(スイカ)”の履歴を参照できたりと、なかなか便利な機能だ。
“SFCard Viewer”を使うと、JR東日本の“Suica”、JR西日本の“ICOCA”の残高や利用明細を見られる。残念ながらチャージはできない。 |
カーボンファイバー積層板パネルとFeliCa対応リーダー/ライターという、新しい魅力が加わったtype TのSony Styleモデル。価格はOSにWindows XP Home Editionを搭載する「VGN-T91S[Carbon Edition]」が19万6800円から。Windows XP Professionalを搭載する「VGN-T91PS[Carbon Edition]」が20万6800円から。発売予定日は2月5日。洒落たデザインながら価格もお手頃なので、従来モデル同様に人気を呼びそうな製品である。
L.E.D BITESとのコラボレーションによるニュービジネスバッグも登場
type T専用というわけではないが、VAIOとL.E.D BITESのコラボレーションによる新しいビジネスバッグ、「VGP-MBD2」(3万円)も発表された。
L.E.D BITESとのコラボレーションによるSony Style限定バッグ第2弾、ブラウンカラーのビジネスバッグ「VGP-MBD2」。 | ビジネスバッグとtype T Carbon Editionを並べて。シックなデザインが非常にマッチしている。 |
表面には目を引くVAIOロゴはなく、口を開けた内側に小さなロゴプレートが縫いつけられている。VAIOファンにはやや寂しい?が、パソコンバッグめいた野暮な印象は一切ない。サイドには携帯電話用ホルダーが付き、内部にはB5サイズ(14.1インチ液晶パネル以下)ノートパソコンを収納するのに最適な内ポケットと、ACアダプター等の小物を収納するのに向いた内ポケットの2種類が備わっている。小物用内ポケットは、type TのACアダプターを入れるのにピッタリだ。また手提げ式だけでなく、付属のショルダーストラップを付けてショルダーバッグにもなる。シックで男女を問わないデザインも魅力だ。type Tやtype Sを購入する方は、セットで揃えてはいかがだろうか。
バッグの表面にはVAIOロゴがない? ロゴは内側に目立たないようにあった。 | type Tをパソコン用内ポケットに、ACアダプターと電源ケーブルを小物用内ポケットに入れたところ。これだけ入れてもA4サイズの雑誌を入れるに十分な余裕がある。 |
手提げもよし(左)、ショルダーストラップを付けて肩掛けにしてもよし(右)。女性にも男性にも合うデザイン。 |
VGN-T91PS、S[Carbon Edition]の主なスペック | ||
CPU | 超低電圧版Pentium M 753-1.20GHz | |
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チップセット | Intel 855GME | |
メモリー | DDR SDRAM 512MB/1GB | |
グラフィックス | チップセット内蔵 | |
HDD | 40GB/60GB | |
光ディスクドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD+RW/+R 2.4倍速、DVD-R/RW/RAM 2倍速、CD-R 24倍速、CD-RW 10倍速)/CD-RW/DVD-ROMコンボドライブ(CD-R 24倍速、CD-RW 16倍速、DVD-ROM読み込み 8倍速) | |
スロット | PCカード TypeII×1、メモリースティック/PRO×1 | |
通信 | IEEE 802.11b/g、10/100BASE-TX、V.92 56kbpsモデム | |
I/O | USB 2.0×2、IEEE 1394、外部ディスプレイ出力端子、ヘッドホン出力など | |
サイズ(W×D×H) | 272×205×25~34mm | |
重量 | 約1.35kg(FeliCa対応リーダー搭載時 1.39kg) | |
バッテリー駆動時間 | 約5時間 | |
OS | Windows XP Professional SP2(T91PS)/Windows XP Home Edition SP2(T91S) |